将来の年金を増やせる「付加年金」。
どうもガブリです。
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将来の年金受給不安に加え、現在ではテレワークなども増え、社会保険料に影響を与える交通費なども減少していることを考えると、より将来に向けた資産運用を検討していかなければならなくなってきました。
ちなみに交通費が社会保険料に与える影響というのは、将来年金を受け取る金額というのは厚生年金の場合、給与所得によって異なることになり、所得が多い方が支払う社会保険料も高く、将来受け取れる年金額も多くなります。
そしてその「所得」には給与と一緒に支払われる「交通費」も含まれていて、交通費の支給がなくなったり、会社へ出勤する日数が減ることで交通費支給額が減少すると、それに伴って将来受け取れる年金額も減少してしまうのです。
このようなことについて知らない人も多く、知らないうちに将来もらえるべき年金額はどんどん減少していってしまっています。
しかしもっと不安なのは会社員や公務員の方ではなく自営業者やフリーランスの方など。
なぜなら自営業者などが加入する「国民年金」は会社員の方などが加入している「厚生年金」とは違って、所得に関係なく一律の年金保険料を支払うことになっており、将来受け取れる金額は厚生年金に比べると少ない金額となっているからです。
つまり自営業者はうまくいけば現役時代に会社員などよりも良い所得がもらえる可能性はありますが、将来は会社員よりも不安は大きいため、自営業者こそ将来に向けての資産運用などは真剣に検討しなければなりません。
そこで今日は、将来もらえる年金額を少しでもUPさせるべく行える「付加年金」について書いていきたいと思います🖋
結論からいうと毎月年金保険料とは別に追加400円支払うことで将来の年金を増やすことができます。
一応加入条件などもあるため見てみましょう👀
付加年金に加入できる人の条件は、
・国民年金第1号被保険者(自営業者、農業者とその家族、学生、無職の方など)
・任意加入被保険者(65歳以上の方を除く)
といったものになっています。
これらを見ると分かる通り、この「付加年金」というものは将来不安の大きい自営業者等に向けてのものであり、その中でも手軽なものになっています。
ちなみに国民年金加入者である第1号被保険者が将来の年金受け取り額を増加させるための行いとして「国民年金基金」というものがありますが、こちらは月額68,000円を上限として掛け金を支払えるというものであり、この「国民年金基金」に加入している場合には「付加年金」への加入ができないようになっています。
そして付加年金へ加入することで将来もらえる年金額がどのくらい変わるかというと、
「上乗せ分の保険料の納付月数×200円」
となっています。
例えば付加年金へ加入し、20歳から60歳までの40年間、200円を支払い続けた場合、
200円×納付月数480ヶ月(40年)=96,000円
となるので、通常受け取れる年金額に加えて上記の金額を受け取ることができるのです。
支払った付加年金保険料総額を見てみると、40年間支払った場合、
400円×納付月数480ヶ月(40年)=192,000円
となるので、将来的に付加年金を2年間受け取れば元が取れるという意味では有効的な手段と言えるのではないでしょうか。
しかもこの付加年金は加入者が亡くなるまで続くため、老後資金の調達として安心感の高いものとなっています。
このように、存在している手段を知っているかいないかでも将来的に大きな生活の差が生まれてしまう可能性もあるため、気になる方は是非活用してみるようにしましょう🙆🏼♂️