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宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

投資にも役立つ「損益計算書」について。

どうもガブリです。

 

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投資が難しく感じられる理由の一つとして「専門的なことが多くてややこしい」というものがありますが、逆を言えば専門的なことを学ぶことでそういった人たちに差をつけられるということが言えるかと思います。

 

多くの人たちに差をつけれるということは、多くの人よりも投資における良い成績結果が出しやすくなるということでもあるため、できれば是非勉強しておきたいところです。

 

そこで今日は、その中でもお金に関するもので役立つ「損益通算書の見方」について書いていきたいと思います🖋

 

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まず損益通算書とは、会計期間ごとの会社の損益を表すものであり、決算書の一つに分類されます。

 

損益計算書に記載される数字は、企業活動において収益や費用が発生したときに行われる日々の仕訳の集計結果であり、例えば、商品が現金10万円で売れた時に「現金10万円/【売上10万円】」の仕訳や、店舗の家賃30万円が引き落とされた時の「【地代家賃30万円】/普通預金30万円」の仕訳の【】部分が、損益計算書に集計されることになります。

 

その作成目的は4つに分かれ、

①自社の業績を把握するため

②他社と自社を比較するため

③融資先や取引先に自社の信頼性を示すため

④投資家保護のため

 

という観点に分かれます。

 

まずは損益計算書によって経営によるお金の流れを把握し、今後の経営に活かすという点においてメリットがあり、さらに損益計算書は上場企業の場合は公に公表することがルールで決められているため、自社の損益計算書との比較によって他社との違いを把握することもできます。

 

また、それによって健全な経営ができていると証明することができれば金融機関に融資の相談をする際にも有利に働くことがありますし、それを公表することによって企業に投資してくれる投資家へのアピールにもなるという点でも多くのメリットがあるのです。

 

簡単に見方についても説明しておくと、まずは書かれていることが何を表しているのかを知ることが大事ですが、「売上総利益」と書かれているところには、売上高から売上原価を差し引いたものが書かれています。

 

つまり粗利とも呼ばれるもので、その企業に最終的に残る金額を表したものとも言えます。

 

ちなみに売上原価は以下のように計算されます。

 

売上原価=商品の期首棚卸高+登記商品仕入高−商品の期末棚卸高

 

です。

 

次に「営業利益」に関しては、売上総利益から販売費と一般管理費を差し引いた利益であり、ここでいう販売費と一般管理費とは「人件費」や「オフィスの家賃や光熱費」など会社を運営する上で必要となる経費のことを指します。

 

次に「経常利益」に関しては、営業利益に、営業外収益・営業外費用を加減した利益であり、営業外収益・営業外費用とは、営業活動以外の原因から生じた収益と費用であり、臨時的な損益に該当しないもののことをいいます。

 

次に「税引き前当期純利益」に関しては、経常利益に対して、特別利益・特別損失を加減した利益であり、特別利益・特別損失とは、営業活動以外の原因から生じた収益を費用のうち、臨時的に生じた損益のことをいいます。

 

そして「当期純利益」に関しては、税引き前当期純利益から法人税等を差し引いた金額ということになっています。

 

このように、すべての数字がリンクして経営の大枠を把握できるツールとなっており、それぞれを理解することですべてが繋がっていきます。

 

確かに覚えるのは面倒ではありますが、一度それなりに学んでおけば、忘れた際にも調べることですぐにピンとくる状態はキープできるはずなので、是非一度本腰を入れて勉強してみると良いと思います🙆🏼‍♂️