資産運用に遅れをとった人たちの選択肢。(後編)
どうもガブリです。
不動産投資入門 | 山中 龍也 | 金融・ファイナンス | Kindleストア | Amazon
昨日は50歳頃から始まる資産運用の考え方などについて書いていきましたが、今日はその続きとして具体的な運用方法の選択などについて書いていきたいと思います🖋
まずは資産運用を始めるものとして、闇雲にお金を増やそうとしてはいけません。
昨日も書きましたが、お金を増やそうと思えばそれ相応のリスクを覚悟しなければならず、50歳ともなればあまり大きなリスクは許容できません。
つまりまず理解するべきなのは「今後の人生においてどのくらいのお金が必要になってくるのか」を把握することから始まります。
それがわかると不足している分についてどのようにして補っていくのかを考えるスタート地点に立つことができるのです。
そして具体的な投資方法としては「何か一つのものに集中して投資しない」ということです。
つまり分散投資というかたちで複数の金融商品に投資するというのがほぼ絶対条件になります。
なぜなら一つにしか投資をしていないと、その金融商品が極端に価値を下げた時に取り返しがつかなくなってしまうことがあり、複数に投資しておくことでお互いの価格差を補い合うことができるからです。
その上でハイリスクではない投資対象を選んでいくことになりますが、その中でも人気の投資対象が「外貨預金」です。
外貨預金はその名の通り「預金」の一種なので、50歳から投資を始める人にも馴染みがあり、新たに学ぶ専門性をなるべく省くことで順応しやすいという利点があります。
また、その商品性もシンプルであり、1番スタンダードである「米ドル」との為替レートで換算すればそこまで苦手意識もないかと思います。
仮に米ドルという選択肢でないとしても、日本よりも金利の高い国の通貨を得ることで海外の預金リターンの恩恵を享受することができるため、極端な話、為替レートが全く動かない状況においても金利差によって儲けることができるのです。
しかし注意点があることにも気を配らなければなりませんが、外貨預金における為替レートの変動は常にメリットとなるわけではなく、海外通貨を保有している状況において、円の価値が高まってしまうと相対的に海外通貨の価値が下がり、実質資産を目減りさせてしまうということがあります。
ただ、必ず投資をしている時には儲けがある局面や損失のある局面を過ごすことになるので、そこで最も大事なことは「狼狽しない」ということです。
投資初心者の多くが儲かっている時には中々売ろうとせず、損失が出てしまった時には焦って売却してしまったりします。
すると儲かっていたはずなのに結局相場が下がってきてしまったり、一時的に相場が下がっただけなのに焦って売却してしまったりを繰り返すと徐々に資産は目減りしてしまいます。
このように、投資対象が決まったからといって全てが丸く収まるわけではなく、その後も自分の判断によって運用を続けていかなければならないことには注意が必要です。
まずは米ドルなど情勢がわかりやすい国の通貨から始めつつ、慣れてきたらいろんな国の通貨を見てみると良いと思います。
どんな年齢になっても「もう遅い」と悲観的になるのではなく、今できる最適解を探すようにしましょう🙆🏼♂️