国が薦めるNISAやiDeCo。意外とその違いなど理解していない人が多い!?
どうもガブリです。
不動産投資入門 | 山中 龍也 | 金融・ファイナンス | Kindleストア | Amazon
皆さんは資産運用はされているでしょうか。
あまり今まで馴染みがない人にとっては「投資」という言葉を聞くと「お金持ち!」なんてイメージが湧いてくるかもしれませんが、投資を含めた資産運用は現代において「預金」などと変わらないスタンダードになりつつあります。
現在30歳前後の現役世代の人たちはきっと小さい頃から親などに「貯金はちゃんとしなさい」なんて言われていることが多いでしょう。
もちろん何かがあったときにお金がないというのは問題なので蓄えが必要であることはわかりますが、なぜ「貯金」なのかという点については多くの人が意外にもあまり意識したことはないかもしれません。
その答えの一つは「過去の貯金は今でいう投資と同じくらい儲けがあったから」なのです。
1980円代後半から1990年代前半は「バブル時代」と呼ばれるもので、多くの金融資産の価値が上昇した時期でもありました。
不動産がその中でも注目され、現代においても語られていますが、実は貯金においてもすごく運用性の高いものだったのです。
当時は定期預金など利率の高いもので年間7%ほどの運用率になっており、つまり100万円預けておけば来年には107万円になっていました。
ほとんどリスクもなくお金が増えるという状況に「貯金は正義!」という考えが蔓延し、そして現代になって預金の利率は0.002%ほどになってしまっているのにも関わらず未だ貯金を当たり前とし続けているのです。
もう時代は変わっています。
当時の預金のように7%の利率を目指すためには資産運用が必要であり、物価が上昇していく中でそれに抗うためには正しい知識が必要となります。
そこで今日は、資産運用において特に投資初心者に薦められるNISAとiDeCoについて簡単に書いていきたいと思います🖋
まずNISAとは「非課税で金融資産を運用できる」というツールであり、本来であれば投資によって儲けたお金の約20%は税金として納めなければなりませんが、投資初心者用にその運用金額の限度を定めて投資への敷居を低くしたものといえるでしょう。
投資初心者用なので年間の非課税枠は40万円〜120万円とそこまで高額ではなく、一般的な人も運用できる範囲で限度額を定めています。
逆を言えばそれ以上の金額で運用する人にとっては非課税枠を飛び越えてしまうのでメリットはあまりなく、まさに投資初心者用のツールと言えるかと思います。
次にiDeCoですが、iDeCoは公的年金に加えて給付が受けられる「年金プラスアルファの収入源を作るためのもの」といったツールとなります。
毎月資産を積み立てることで老後に備えるという私的年金制度なのですが、老後に備えた「預金」と違う点は、金融商品を対象に積み立てるという点です。
毎月積み立てる金額とその運用結果によって将来的に給付を受けることができるというもので、その運用の儲けが出た場合でも課税されない仕組みになっています。
年齢は20歳から60歳まで積み立てが可能ですが、デメリットとしては60歳まで解約による返戻金が受け取れないということです。
つまり一度始めてしまったら60歳まで受け取ることはできないため、途中でお金に困ったからといって預金のようにお金を手元に戻せないというのは賛否ある点なのです。
このように、NISAは中長期に向けた資産運用であり、iDeCoは60歳以降に向けた超長期に向けた資産運用なので性質が異なります。
まずは資産運用する目的をハッキリとさせ、その上でどのような資産運用の方法が自分にとって合うのか把握して始めるようにしましょう🙆🏼♂️