ポートフォリオを理解しよう。
どうもガブリです。
不動産投資入門 | 山中 龍也 | 金融・ファイナンス | Kindleストア | Amazon
投資を始めようと考えたときに「個別銘柄で株式を購入するか」とか「投資信託から始めてみようかな」とか色々と考えると思います。
もちろんどのようなスタートを切るかということも大事ですが、中長期的にはどのように資産を保有しているかという方が大事であり、一つの資産に全ツッパではなく、複数の資産に分散投資することが求められます。
そこで助けとなるのが「ポートフォリオ」の考え方。
普段投資に疎い人はポートフォリオという言葉すら聞いたことがないかもしれませんが、今日はそのことについて書いていきたいと思います🖋
ポートフォリオとは金融用語において、「投資家が保有している金融資産の一覧と組み合わせ」のようなものを指し、例えば株式や暗号資産など、種類の異なる資産をどのような割合で保有しているのかなどを表す指標となります。
人によっては、あれもこれも手を出すような複数への資産に投資する方法は目移りのように見えて良くない気がするかもしれませんが、安定的な資産運用を目指すのであれば分散投資は大きな意味を持つことになります。
逆に「安定的な」運用ではなく、「過剰に利益を求める」運用を目指す場合には個別銘柄などに一点集中で投資するという方法もありますが、何か一点に賭けるというのはそれだけリスクを伴うことになります。
そのため、最初は個別銘柄などで資産を何倍にも増やすという人もいるのですが、それで成功できるのは大きなリスクを背負ったからであり、もちろん資産が大きく目減りすることも可能性として大いにある中で挑戦しています。
また、結局そのようにして資産を増やした人でも最終的には分散投資にたどり着くことになるので、やはり「資産を増やす」ことに特化するなら個別銘柄、「資産を守りつつ増やす」ことに特化するなら分散投資という方法になることは覚えておきましょう。
では分散投資が大事であることが分かった上で、ポートフォリオとはどのように考えれば良いのか。
まずはリスクの許容度を把握することから始まります。
簡単に言うと、年齢が若い人は投資でリスクを背負って失敗しても労働収入によって代えがきくという一方、高齢の人は労働収入によって得られる残りの収入額というのは若い人に比べて限られているので、あまりリスクを背負ってしまうと取り返せない事態になってしまうことがあります。
そのため、年齢によってリスクの高い資産の配分を限定的にしていくようにしましょう。
具体的に言えば、若いうちは株式(リスク資産)の比率を増やし、高齢になったら債券(非リスク資産)の比率を増やすといった感じです。
また、投資は余剰資金で行う必要があるため、現在少しも預金がないという人はまずは預金から始めて、100万円があるならそのうちの3分の1の30万円だけを運用に回すなど、バランスも必要です。
その上で何歳までにいくらの資金があれば良いのかを考え、それを前提に運用をスタートすることが大事になってきます。
では参考として年代別におおよそ適正とされる資産配分を見てみましょう👀
30代
・国内株式45%
・先進国株式25%
・国内債券20%
・先進国債券10%
60代
・預金30%
・国内債券30%
・先進国債券15%
・国内不動産10%
・国内株式10%
・先進国株式5%
といった感じです。
これらが意味するのは、株式よりも債券の方が安全資産である反面、資産は増えにくいものであり、先進国よりも国内資産の方が安全資産である反面、資産は増えにくいものであるといった感じなので、年齢が増していくにつれて安全資産を増やしていっているというようなポートフォリオになっています。
このように、分散投資を前提としつつも年齢に合わせて資産を見直すということも大事であり、そうすることによって相応の資産運用が可能になってきます。
まずは投資をスタートしたら、今度はこれらポートフォリオについて考えてみることにしましょう🙆🏼♂️