資産運用の基本を振り返る。(後編)
どうもガブリです。
昨日は資産運用とは何なのかについて簡単に書いていきましたが、今日はそれに続きその必要性や具体的にどんな方法を用いているのかなどについて書いていきたいと思います🖋
多くの方が考える将来への資産形成といったら「貯蓄」を想定する方が多いかと思います。
貯蓄は私たちが生まれた頃から存在するお金の置き所といったイメージなので、給与が入ったらその使い道を考え、お金を残そうと思ったらそのまま預金口座にお金を残しておくというのがスタンダードだと我々は考えていることがほとんどかと思います。
なぜなら100円はいつになっても100円だと信じて疑いませんし、今日銀行に預けた100円がいつか無くなるとも思わないからです。
しかし実際には今日の100円は1年後も同じように100円であるとは限らないということを知っているでしょうか。
どういうことかというと、基本的にモノの価値を表す物価は常に変動するモノであり、例えば今年100円で売っているリンゴが来年も同じように100円で売っているとは限らず、同じリンゴが来年110円になるとすれば、100円を大事にとっておいても100円では同じものを買えなくなってしまうことになるのです。
つまり市場にある100円のものが110円になるとするのであれば、今日大事にとっておく100円を110円に運用していかなければならないということなのです。
しかも現代の日本は「スタグフレーション」といって、景気は後退しているのにも関わらず、物価が上昇しているという傾向にあり、つまりは収入は増えないのに支出は増えるという状況になっています。
ということは労働によって稼いだお金を何かしらの方法で増やしていく必要があり、現代においては単純に人生の時間を賃金に転換していくだけでは生きていくのが難しくなっているのです。
とはいえ一昔前は普通預金でも年利の高いところでは3%ほどで運用できているところもありましたが、現在の平均普通預金利率は0.001%とかなり低く、現代で年利3%を目指そうと思ったら少なくとも投資信託などを利用しなければ難しいでしょう。
このように一昔前では「貯蓄が正解」といえた時代があったものの、現代では貯蓄はむしろ非効率であり、物価の上昇に合わせて自分の資産を殺さないためには資産運用について勉強しなければなりません。
その中でどのように運用を考えていけば良いのか。
まずは運用初心者の多くがトライする「積み立て投資」について詳しくなることです。
積み立て投資では貯蓄のように決めた金額で無理なく行うことができる上に、「NISA(ニーサ)」と呼ばれるサービスを利用すると儲けやすい仕組みになっていたりと、敷居が低いことに加えて結果の出しやすい運用方法であると言われています。
とはいえ、何を対象として積み立て投資するかというのも大事ですが、これについても大きく分けて2つの種類について勉強すると良いでしょう。
それは「安定資産」と「成長資産」です。
安定資産というのは、いわゆる「預金」や「債券(さいけん)」のように元本保証があるようなものですが、元本保証というメリットがある反面、運用利回りが低いのでお金は増えづらいという一面があります。
次に成長資産というのは、株式などの変動要因が大きい資産のことを言いますが、リターンが大きいというメリットがある反面、資産が減少するリスクがあるという一面があります。
つまり双方にメリットデメリットを補い合う関係にあるので、それぞれをどのバランスで保有するかが課題であり、これに関しては絶対的な正解がないため、自信が考えるオリジナルの投資方法を見つけていく必要があります。
簡単ではないからこそ他者と差をつけられるものでもあるので、是非勉強して少しずつでも始めるようにしましょう🙆🏼♂️