無リスク資産と呼ばれるものの良し悪し。
どうもガブリです。
「投資」と言ったときに思い浮かべる投資商品といえばなんでしょうか?
「株式投資」、「不動産投資」などが思い浮かぶかもしれません。
しかしどれもリスクを考慮して行うものというイメージがあると思いますし、実際にある程度のリスクを許容しないと行えないものでもあります。
ただ、投資の中にもリスクを背負わない「無リスク資産」と呼ばれるものへの投資が存在するのです。
そこで今日は無リスク資産とはなんなのか、どのような特徴があるのかなどについて書いていこうと思います🖋
無リスク資産とは、投資をする際の最初の元本が保証されている安全資産のことです。
具体的な商品としては「普通預金」「定期預金」「国債」などです。
預金などに関しては皆さんの中でも一番イメージしやすいと思いますが、基本的に預けた金額は変動せず、現代では利息による些細な収益があるものの、価格が上昇したり、逆に減少したりすることもありません。
冒頭で名前が出てきた「株式投資」や「不動産投資」では、株式投資は特に日々の価格変動がありますし、不動産投資でも毎年土地の価格や建物の価値は変わっていきます。
そのため、価格変動するものだけに自身の資産を全部投入してしまうと安定的な面が絶たれ、常にリスクに晒されることになるので、リスクを伴う資産で総資産の増加を期待しつつ、万が一の際にも資産が全て失われることないよう無リスク資産も保有しておくというのが投資として必要な判断です。
ではこの「リスク資産」と「無リスク資産」の割合はどのようなものだと良いのか。
これに答えはありません。
というのも、年齢や収入などによって“リスクをどこまで許容できるか”という点が変わってきますので、どれだけの資産を“増やしていくために”リスクに晒せるかということへの判断ができるようにならなければならないのです。
あとはどのような投資が自身に向いているのか、どのような投資であれば本気で向き合えるのかというのもすごく大事で、リスク資産と無リスク資産の特徴をそれぞれしっかりと理解した上で選ぶことが大切です。
ちなみに無リスク資産は元本保証であることで減少する心配がないというメリットについてはお伝えしましたが、「デフレに強い」というのも特徴の一つです。
インフレとデフレについては投資を始める人であれば必ず知っておく必要がありますが、「インフレ=物価上昇」「デフレ=物価下落」とまずは簡単に覚えておきましょう。
預金などの無リスク資産がデフレに強い理由は、デフレ=物価下落ということになるとモノの価値が下がるので、実質“現金の価値”が高まることになるのです。
つまり、その逆であるインフレの状況になるとモノの価値が高まるので、今まで100円で買えたものが110円になると現金の価値は実質的に下がるということになります。
そのような時のためにリスク資産への投資が役に立つことがあり、インフレの状況では例えば不動産の価値は上がる傾向にありますし、保有資産のバランスによっては例えばインフレによって預金などの無リスク資産の価値が減少する場面でも不動産投資を行なっていれば不動産の価値が高まることで自身の総資産へのダメージは大きくならないように調整されることもあるのです。
そのため、リスク資産への投資の余裕がないほど収入と支出のバランスが悪い状況ではまず預金などの無リスク資産に徹底しつつ、ある程度余裕ができてきたらリスク分散のためにリスク資産への投資も検討していくというのが適切ともいえます。
「リスクを取らないということのリスク」というのは投資に対してよく言われる格言ですが、ちゃんと投資に対して真摯に向き合い、理解して少しずつでも始めていけるようにしましょう🙆🏼♂️