#経済ニュースをガブリ

宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

改めて資産運用の目的をはっきりさせよう。

どうもガブリです。

 

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昨今の経済混乱を経て、今までお金の悩みといえば30〜40代からのものというのがイメージとしてありますが、20代も資産運用を始めている人が増えています。

 

しかし20代で資産運用を始めると、お金のことについて詳しく知らないうちでのスタートであることが多く、失敗してしまい、すぐに市場から撤退してしまうという悲しい現状もあります。

 

そこで今日は、何のために資産運用を始めるのか、始める際にはどのようなことを気にするべきなのかなどについて書いていこうと思います🖋

 

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まずは資産運用とは何なのかについて考えるべきですが、若い人たちが考える「お金」というのは「稼ぐ」「儲ける」という類であり、とにかくたくさん増やそうと考えがちです。

 

もちろん資産運用するからには増やしていくことは前提ですが、あまり急いで儲けようとしてしまうと、商品によって手数料が高かったり、リスクを取りすぎてむしろマイナスになってしまったりとあまり良い成果が出せないことが多いのです。

 

そのため、「何のために資産運用するのか」は正しく理解した上で始めることが資産運用の何よりも大事な事項です。

 

すると、若いうちはとにかく働いて収入を増やす他、それでも足りないかもしれない将来的なお金について資産運用で補うというのが実際は多いのではないでしょうか?

 

短期的にお金を増やしたいというのであれば、暗号資産(仮想通貨)などボラティリティの高い商品へ投資することでその可能性を追っかけることはできますが、それに応じてその分資産が減ってしまう可能性も秘めているので、よっぽど勉強して投資を始めるか、ギャンブル的な要素で始めるかということになります。

 

しかし、若いうちでは労働収入ではそこまで大金を稼ぐことは難しいので、限られた財産をギャンブル的に失ってしまうのは勿体無いことでしょう。

 

そこで例えば、「老後資産として60歳時点で1億円の総資産が欲しい」と考えるのであれば、すぐに儲からなくとも、60歳で1億円が手に入るように段取りすれば良いので焦る必要はありません。

 

さらに、投資といえば若い人が好きなのは「株式投資」「暗号資産(仮想通貨)投資」など派手なものが多いですが、そのほかにもいろんな投資先があるということも知っておくべきです。

 

例えば、

・リスクの低い「定期預金・国債」など。

定期預金は一定期間お金を引き出せない代わりに、普通預金よりも高い利息がつくというもので、元本保証である預金がゆえにリターンは大きくないですが、すぐに使うお金でなければ普通預金よりも利率が高いので選択肢の一つになってくるかもしれません。

 

次に国債

国債とは、定期預金よりも基本は長期的にお金を預ける手段となります。

具体的には国にお金を貸すことで、国から利子を受け取るという運用方法で、その国が破綻しない限りは投資資金が戻ってくるので、元本割れするリスクもほとんどないと言える商品です。

しかし、これも元本割れのリスクが低い分運用利率があまり良くないという点では定期預金と似た性質と言えます。

 

次に

・保険商品

20代に突入するとより広く検討されるのが保険への加入。

保険と聞くと、急な病気や事故に対して保障してくれるサービスというイメージがあるかもしれませんが、運用としても活用できるのです。

例えば死亡時に保険金が受け取れる「終身保険」でも、「変額終身保険」であれば運用成果に応じて将来受け取れる満期保険金の金額が変わる仕組みになっていて、必ず増えるというものではないですが、割と手堅く運用ができるものとなっています。

 

さらに保険に加入すると、生命保険料控除や個人年金保険料控除など税金を安くするためにも作用するので、お得に運用できるという側面があることもメリットの一つです。

 

一方、保険屋さんがオススメする商品には、保険屋が得をして消費者が損をする商品であるという事例も少なからずあるので、「勧められたから加入する」と安易に考えるのではなく、ある程度自分で判断できるようにしましょう。

 

次に、

投資信託

投資信託とは株式や債券などの複数の商品を運用のプロがチョイスしていて、そのプロがチョイスした商品をそのまま購入できるというものです。

「プロに任せる」ということは安心感があるといえますが、その反面「投資について積極的に学ぶ」ということはできないので、投資について学びたい場合には株式投資なども並行して行うということが考えられるでしょう。

 

次に、

・不動産投資

株式など目に見えない資産が多い中、現物資産というかたちで人気があるのが不動産投資。

定期的に家賃が収入となるので、物件を購入する際に受ける融資の返済額や修繕費用などとのバランスを考えればしっかりと運用することもできます。

 

一方、返済リスクを十分理解していなかったり、立地などにこだわらず勧められるがままの物件を購入したりすることによって失敗につながってしまう場合もあるので、自分でも選ぶ理由をしっかり見つけて購入するようにしましょう。

 

これらのように、投資先というのはたくさんあります。

 

投資先を選ぶ基準は、自分の収入や投資に使えるお金がどのくらいあるのか、そして何を目的とするのかなど総合的に判断して、たくさんの投資先を検討しながら決断することが大事です。

 

とはいえ、あまり臆病になって投資そのものから目を背けてしまうと、苦労を先送りすることにもなってしまうことがあるので、適切な投資判断ができるよう、今のうちから勉強するようにしましょう🙆🏼‍♂️