証券型不動産「REIT」を学ぼう。
どうもガブリです。
不動産投資を始める際には高額であるがゆえにどのようにして物件を決めれば良いのか、どこから融資を受けたら良いのかなど悩みがちです。
そこでお手頃な不動産投資というイメージで始めやすいのが「REIT(リート)」と呼ばれるものです。
そこで今日はREITの仕組みなどについて書いていこうと思います🖋
REITとは「不動産投資信託」を表すもので、不動産を対象にファンドが投資するものに出資し、その利回りの一部を受け取るというようなものです。
不動産といってもサラリーマンや公務員の方達に人気のワンルームマンションのような規模ではなく、基本的にはオフィスビルや商業施設などデカモノの不動産に対応し、購入するには大きすぎるような規模の不動産にも投資ができるという意味でも人気の商品です。
REITの仕組みとしては、不動産投資法人が発行する「投資証券」を購入すると投資主となり、収益の分配を受け取ったり、投資主総会での議決権を行使することができるようになります。
このREITについては基本的に開発事業が含まれないため、賃貸不動産の賃料収入による収益や賃貸不動産の売買収益などが収益対象となり、開発事業がないぶん収益が安定する傾向にあります。
ちなみにREITの投資証券を発行する不動産投資法人が不動産の所有者であり賃貸収入などを受け取る立場にありますが、REITのそもそものルールとして「運営や事務は外部に委託しなければならない」と法律で決められているので、投資する不動産の調査であったりその選定、さらには投資判断などについても不動産投資法人が行うのでなく、そこから業務委託を受けた資産運用会社が行うことになっています。
各REITの証券コードに合わせて“不動産投資法人”と“不動産投信運用会社”を調べることもできるので、自身が投資するREITはどこに投資委託しているのか調べるのも面白いかもしれません。
ということでREITの具体的な特徴も見てみることにしましょう👀
そもそもの話ですが、預金の習慣がある日本人が不動産投資を行うときに得られるメリットとしてはインフレに強いという点がポイントとして割と大きいのではないでしょうか?
不動産の資産価値というのはインフレ=物価上昇に併せて上がっていく傾向にあるので、モノやサービスが高くなるインフレに弱い現金預金とはシーソーのようにバランスが取れる資産でもあるのです。
さらに通常の不動産投資に比べてREITにどのような特徴があるかといえば、少額投資できることや売買のしやすさ、複数の大きな規模の不動産に投資できるということなどが考えられます。
そしてREITにも株式のように複数の特性があり、「個別銘柄」「REIT ETF」「投資信託」とに分かれます。
個別銘柄は1口あたり数万円から投資できるもので、商業施設などに特化したタイプのものや商業施設と住居用とで分散投資したタイプのものなどあります。
用途を絞って投資できるというメリットがある反面、少なくとも数万円からの投資なので、コストは高いのが気になるところかもしれません。
次にREIT ETFについては、「東証REIT指数」と呼ばれるものに連動するタイプのREITで、分散投資を基本としたリスク軽減型のREITとも言えるものです。
個別銘柄に比べるとリターンは少ない傾向にありますが、少額で始められるので最初に選ぶタイプに向いているかもしれません。
次にREITを投資信託で購入する場合については、REIT ETF同様に少額で始められるということもメリットの一つですが、ETFに比べると中長期の積み立て投資に向いている商品と言えるかもしれません。
しかし投資信託を行う際にかかってくる「信託報酬」と呼ばれる手数料がかかり、これについてはETFよりも割高な傾向にもあるので、自分の投資スタイルをイメージした上でどのタイプを選ぶのがコスパが良いか考えると良いと思います。
少額で投資ができるとはいえど価格の変動の仕方によっては損をすることももちろんあるため、不動産市況が今後どのようになっていくかという観点については自身の考え方を持っている必要があります。
とはいえ不動産投資を少しでも身近なものにしたいと考える方にREITはオススメだし、すでに何か投資を始めている人でも投資の幅を広げるという意味でもオススメなので是非調べてみましょう🙆🏼♂️