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マイホームを持っておけば将来安心度が高い?

どうもガブリです。

 

不動産投資入門 | 山中 龍也 | 金融・ファイナンス | Kindleストア | Amazon

 

マイホームを購入検討する理由は人それぞれ違うと思いますが、よく聞くのは「賃貸物件の家賃を支払うくらいならマイホームローンを支払ったほうが良い」というもの。

 

確かに将来的にローンが完済となれば高額なランニングコストはあまりかからないので、その点においては賃貸に比べてアドバンテージがあるでしょう。

 

しかしそのマイホーム、実は老後資金に困ったときにも役に立つというのをご存知でしょうか。

 

それは「リバースモーゲージ」を利用するということです。

 

リバースモーゲージとは、マイホームなどの不動産を担保とした融資制度で、マイホームに住みながらにしてお金を借りることができるものです。

 

そこで今日はリバースモーゲージを利用するにあたるメリットやデメリットなどについて書いていきたいと思います🖋

 

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リバースモーゲージにも大きく分けると複数の仕組みがあるので、それらについて見てみましょう👀

 

まずは民間の金融機関が提供するリバースモーゲージについて。

 

リバースモーゲージでは不動産を担保として融資を受けるものと説明しましたが、具体的には対象となる土地や建物、さらに私道などの不動産評価額に一定の掛け目を行った金額を融資限度額として設定し、その限度額内で融資を受けるというものです。

 

ただ、利用する提供先によってその融資金の利用目的を制限されることがあり、どの提供先で融資をしてもらうのかというのもポイントになります。

 

民間の金融機関の場合、この融資限度額や利率などは各金融機関それぞれが独自に定めていますが、融資金に対しての使用目的の自由度が高いという特徴があり、生活費や旅費など事業資金以外の目的であれば利用することができます。

 

次に公的なリバースモーゲージの場合。

 

公的リバースモーゲージの中にも色々と提供先はありますが、代表的なものでいうと全国の社会福祉協議会が実施している「不動産担保型生活資金」です。

 

これは65歳以上で世帯構成が単身者や夫婦、またはその親が同居の世帯のみ利用できるという制限付きで、担保となる不動産の不動産評価額の70%まで融資を受けることができます。

 

また、マンションなどの集合住宅は担保として利用することができず、戸建てに住む人にとっての選択肢となります。

 

その他、連帯保証人も必要であるなど制約も多く、民間の金融機関が提供するリバースモーゲージに比べると利用条件が厳しいのが特徴です。

 

あとはこれら2つを融合させた民間金融機関と公的機関が連携したリバースモーゲージも存在し、これは60歳以上を条件として、マイホームの建設・購入やリフォームや既存の住宅ローンの借り換えなど住居関連の支出のために利用することが限定されているものとして提供されています。

 

このようにどの提供先を利用するかで使い勝手が変わってきますが、上手に利用できれば非常に便利なサービスとなります。

 

老後資金に関する問題は各方面で提起されていますが、リバースモーゲージは老後資金の不安を解消できるツールでもあるため、将来の選択肢として覚えておくようにしましょう。

 

マイホームは若いうちにローンを組んで、完済してからの老後には担保にしてお金を借りることで生活を改めて安定させる。

 

このようにマイホームというものを見直すとまた違ったイメージが湧いてくるのではないでしょうか。

 

将来的に利用するか否かは別としても、選択肢を広げておくことは大事なので、リバースモーゲージという制度があるということは頭の片隅にでも入れておくことにしましょう🙆🏼‍♂️