#経済ニュースをガブリ

宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

不動産投資、地方を選ぶのどう?

どうもガブリです。

 

不動産投資入門 | 山中 龍也 | 金融・ファイナンス | Kindleストア | Amazon

 

不動産投資においては入居者がいるということが前提の運用なので、物件に対する需要がないと意味がありません。

 

そのため、人が溢れる東京を中心に関東近辺を薦めることが多いですが、昨今ではAmazonなどの流通やリモートワークなども増え、必ずしも都会に住む方が便利とはいえない状況にもなっています。

 

そこで今日は地方の物件を検討する際のポイントなどについて書いていきたいと思います🖋

 

f:id:GABURI:20211205132802j:image

 

まず地方の不動産の方が良いとする大きな理由としては「物件価格が安い」という点です。

 

地方は都心などに比べると地価が低いので、同じような間取りや広さの物件を選んでもかなり価格が安いというのはあります。

 

するともしかしたら手元の資金で購入できるかもしれないし、仮に金融機関からの融資を利用するにしても借入金額が低いということは月々の返済額が低くなるということなので、空室などがでた際にも返済が滞るようなリスクを下げられるというのもあったりするかもしれません。

 

また、返済額を抑えられることができれば入居中においても利回りを上げられる可能性が高く、入居率さえ保てれば有効的な運用が行えます。

 

後は掘り出し物のような感覚で物件を見つけていくことになるので、すぐに運用において最高の物件を見つけることはできませんが、それゆえに競合が少ないというのもあります。

 

不動産投資を専門的に行なっている個人投資家の中には地方を好んで地方の利回りの良い物件ばかりを探している人もいますが、基本的には多くの方が都心方面の物件を探しているので、地方において優良物件が見つかったときのラッキー感は高いものです。

 

しかしデメリットも存在します。

 

上記でも説明した通り、不動産投資においてはあくまで「入居者がいる」ということを大前提としなければなりません。

 

不動産投資の仕組みは入居者から家賃収入を得ることによって成立するので、例えば年間のうちに割合として半年しか入居者がいないということになると、年間の想定家賃をそれだけ下げなければならず、その上で購入した金額に対して妥当なのか考えなければならないからです。

 

また、地方というのは経済状況に左右されやすい条件を持っているという側面があり、例えば景気が悪化してくると都心に本社のある会社が地方支社を縮小するなどして、その場合、自身の賃貸物件にそこの会社員の方がいた場合などは空室になってしまうということがあります。

 

後はしっかりと需要を得られる立地は物件などではなかった場合、その後売却するのも一苦労なのが地方物件です。

 

例えば株式投資なんかでは上場していればある程度の需要があるので、仮に思ったような結果が出なくても不動産に比べれば容易に売却することも可能ですが、不動産においてはそもそも流動性が高くないので、特に需要のない地域の物件なんかだと買い手がなかなか見つかりません。

 

すると空室が続いた場合、家賃収入もなければ売却もできないと大変な状況になってしまうので、地方の方が利回りが高いからといってそれだけで購入検討するのは非常に危ないので辞めましょう。

 

特に地方物件の場合は直接現地に行って調査をすることが必要です。

 

ネットでの情報では優良物件なのにずっと売りに出ているなどの物件の場合は、実際に現地調査すると近くに工場があって物凄くうるさいとか、異臭がするだとか、現地に行ってみないとわからないことが欠点としてあったりします。

 

このように、地方に限らずではありますが、優良物件を手に入れるのは簡単なことではありません。

 

苦労はつきものですが、「人はそれを苦労と呼ぶけど、自分にとってはあまり苦労には感じない」というポイントがあればそれは大きなアドバンテージになるので、地方に現地調査もいとわないという人は是非地方物件も検討に入れていきましょう🙆🏼‍♂️