投資用不動産を購入する際の頭金について。
どうもガブリです。
不動産投資入門 | 山中 龍也 | 金融・ファイナンス | Kindleストア | Amazon
不動産投資を始めようと思った場合に気になるうちの一つに融資を利用した上で初期費用がどのくらいかかるのかというものがあるかと思います。
毎月貯蓄に励んで、さらに将来に向けて資産を増やしていこうと考えるがゆえに不動産投資を選択しようとした人にとっては、せっかく貯めてきた貯蓄を切り崩さなければいけないというのは中々難しい選択になるでしょう。
そのため初期費用をどうにか減らすことはできないかと考える人も多いと思いますが、そこで今日は初期費用を減らすことはできるのかということなどについて書いていきたいと思います🖋
不動産の初期費用には、火災保険や司法書士への登記代行報酬などの他に、大きいものとして頭金があります。
頭金とは不動産を購入する際に金融機関へお金を借り、その足りない部分を自己資金でまかなうというものですが、自身の年収などの属性や金融機関のルールによってその金額は異なります。
例えば3,000万円の不動産を購入しようと思った場合、金融機関がそのうちの90%を融資すると決断すれば、残りの10%である300万円は自己資金として用意しなければならないのです。
一方、金融機関が100%融資するといえば3,000万円が借りれますし、さらに「オーバーローン」といって、火災保険や司法書士への登記代行報酬などの諸費用まで融資してくれるケースもあります。
もちろん組む金額が大きくなるほど毎月の返済額は多くなるので、借りる金額はどの程度が適切かは判断するべきですが、できる限り初期費用を減らすというのも考える必要があります。
では簡単に初期費用を減らすメリット・デメリットについてまとめてみましょう。
メリットとしては、現金を減らさずに済むので不動産投資への敷居が低くなるという点と、初期費用を現金で支払う場合、投資としてはその初期費用の金額分も投資によって回収しなければ増益とならないですが、現金を手元から減らさないことで投資効率が良くなるというのがあります。
一方、上記にも書いた通り初期費用をローンに組み込むと毎月の返済額が増えてしまい負担増になるということになりますが、それを嫌がって例えば月々の返済額を引き下げようとローン年数を長くしたりすると総合的に支払う金利が高額になってしまったりもします。
では一体どのようにすれば適切なのかというのは人によっても変わってきますが、それらを考えるポイントとして、「金融機関の種類(借入金利)と貯蓄の余裕」を把握することです。
どういうことかというと、まず金融機関によって物件価格の何%まで貸してくれるのかは同じ物件でも変わってくることがありますし、金融機関によっては同じ物件でも借りる際の借入金利が違ってくることがあります。
つまり選ぶ金融機関によってその後の毎月の返済額が変わってくるということは、金融機関の選定はものすごく大事だということがわかると思います。
しかし、初期費用を減らそうと思ったらたくさん貸してくれる銀行の方が良いかといえば必ずしもそうではなく、たくさん貸してくれるけど借入金利はその他の金融機関と比べて高いといった場合では、当初始める頃は楽でもそのあとが辛くなってきます。
そこで現在の貯蓄額と相談し、どの程度までであれば無理のない手出しなのかを把握しつつ金融機関を選ぶようにすると適切に金融機関が選択できるかもしれません。
このあたりの考え方はスタートとしてすごく大事なポイントなので是非計算してみましょう🙆🏼♂️