キャピタルゲインについて理解する。
どうもガブリです。
不動産投資入門 | 山中 龍也 | 金融・ファイナンス | Kindleストア | Amazon
投資を始めると、初めて聞く専門用語がたくさんあるかと思います。
そのうちの一つに「キャピタルゲイン」と「インカムゲイン」というものがあります。
キャピタルゲインは保有している資産を売却した際に得られる収益を指し、インカムゲインは資産を保有することで得られる収益のことを指します。
そこで今日は、そのうちキャピタルゲインについて書いていきたいと思います🖋
例えば不動産投資を行なっている場合、不動産という資産を保有していることで得られるインカムゲインは「家賃収入」です。
一方、不動産を売却した際に得られる売却益がキャピタルゲインということになりますが、売却によって必ずしも収益が得られるとは限らないので、売却によって損失が出た場合には「キャピタルロス」とも表現します。
キャピタルゲインのメリットとしてはインカムゲインに比べて収益が多く得られる可能性があるという点があります。
例えば株式投資の場合、1年間株式を保有するインカムゲインはさほど大きな金額になりませんが、1年間保有して売却した際に得られる収益はもしかした投資元金に対して何倍〜何十倍なんてことだってあり得ます。
その反面、同じだけ損失を被ってしまう可能性もあるので、あくまで損失を許容できる範囲での投資をすることを心がけることは大事であることは覚えておきましょう。
また、1年の保有期間を待たずしても、場合によっては1日や数日で数倍になる可能性も金融商品の種類によってはあるので、短期間で満足な収益が得られる可能性があるというのも投資家にとっては夢のあるものかと思います。
ただ、上記でも書いた通りそれらがデメリットにつながるというケースもあり、短期間で数倍から数十倍の損失を出してしまうこともあるのが投資の怖さです。
リスクを許容してこそ儲かる可能性が秘められているのが投資の常で、リスクと儲けはトレードオフの関係にあるということも覚えておきましょう。
というのも、例えばファイナンシャルプランナーの仕事において、お客様が「最近投資を始めました!」といってその内容を見せてくれることがありますが、たまに年利30%〜50%といった謳い文句で、ただある人にお金を預ければそれだけお金が増えて返ってくるみたいなものを本気で信じてお金を投じている人がいて、でももうそんなのはほぼほぼ詐欺です。
もちろん最近ではDefi(ディファイ)など年利30%とかが現実的に可能な手法も存在しますが、その相談者に「どのような投資対象にお金が投じられているんですか?」と聞いても「いや、わからないんですけどとりあえず増えてる人が実際にいるので始めてみました!」みたいなことも多く、このように何に投資しているのかわからないようなものは絶対に辞めましょう。
詐欺でもいきなりお金を取り上げるのではなく、最初は話通りに儲けさせ、そういった人が仲間をたくさん増やして、それによって大元が儲かってから突然いなくなってしまうなんてことはザラにあるので気をつけることです。
少し脱線しましたが、キャピタルゲインの懸念点といえるものとしては、あくまで売却が確定しないと収益になることはないということです。
配当金などのインカムゲインは保有しているだけで、その保有数に応じて収益が定期的にもたらされますが、売却益は売却した時にのみ得られる収益なので、例えば10万円を投じて金融商品を購入し、その金融商品の価値が半年で15万円になったとします。
しかしその半年後に10万円に戻っていたとして、その時点で売却をしたら儲けはゼロです。
今の暗号資産(仮想通貨)界もそうですが、今は価格が上昇傾向にあるからといって「儲かってる!」と浮かれているといつ暴落を迎えるかわかりません。
もちろんこのまま上昇していく可能性もありますが、とにかく浮かれてはいけないということです。
また、キャピタルゲインは偶発的に起こるものではなく、色々と調べた結果、その金融商品を選び、きちんと自身で決めたルールの範囲で売却を決めることも大事です。
「なんとなく儲かったら売ろう」くらいでしか考えてないと、仮に金融商品の価値が高まっても「お!まだいけそう!」と考え、ついには暴落するまで売却の判断がつかないなんてことが結構あります。
さらに、売却益は元金から増えた金額だけを考えれば良い訳ではありません。
なぜなら儲かれば税金というものがかかるからです。
明日はこれに続き、売却益にかかる税金などについて書いていきたいと思います🙆🏼♂️