#経済ニュースをガブリ

宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

人気のiDeCo、リスクについても理解しよう。

どうもガブリです。

 

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将来のお金が足りないよと“2,000万円問題“と呼ばれるものが金融庁から発表されてはや2年ほど経ちましたが、多くの方が危険意識を持っているようです。

 

その中でも特にiDeCoやNISAは国や大きな機関などがオススメしていることもあって、多くの方が取り組まれているようです。

 

しかし国や機関がオススメしているからといってリスクがないとは限らず、それらについては自身でちゃんと調べないといけません。

 

そこで今日はiDeCoについて知っておいた方が良い注意点などについて書いていきたいと思います🖋

 

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iDeCoの仕組みについて簡単に説明しておくと、「個人型確定拠出年金」と呼ばれるもので、「自分年金」を作るというものです。

 

自営業やサラリーマンなど働き方によって毎月積み立てられる掛け金の上限が違い、より将来の年金リスクが高いとされる自営業は月68,000円までとか、会社に企業年金があるサラリーマンの場合は月12,000円までとかあったりするわけです。

 

月々5,000円から始められるiDeCoはこの上限内の中で毎月の掛け金を決め、運用商品も選ぶことで将来に向けて資産形成ができる仕組みになっています。

 

さらに毎月の掛け金は全額が所得控除となり、サラリーマンであっても税金が安くなったりするという点で、将来に向けての資産運用としつつも、税金に対してお得であるという商品なのです。

 

このような仕組みを持つ点から基本的には超オススメの将来へ向けた資産運用と紹介されることが多いiDeCoですが、リスクや注意点も存在します。

 

その中でもよく専門家の間で言われるのは「60歳まで一切引き出しができない」というものです。

 

iDeCoを始めた時点ではある程度お金に余裕があるゆえに毎月掛け金を支払っているものの、60歳までの間でお金に困ってしまうということは大いにあり得ることです。

 

そんな時に引き出しができないというのは、預金に比べてかなり流動性において不便な点が考えられます。

 

そしてそれに合わせて心配なのは、「どんなに運用成績が悪くなっているとしても60歳まで引き出せない」ということなのです。

 

iDeCoというのは投資対象を決めて積立投資をするということでもありますから、必ずしもその運用が上手くいくとは限りません。

 

そういった意味では選ぶ投資対象によっては元本保証もないので、運用状況次第ではお金が減ってしまう可能性も秘めていますし、だからといってその損失を補填する仕組みもありません。

 

これについて理解していないと「iDeCoは色々お得らしい」と感覚で始めてしまうことになるので注意が必要です。

 

iDeCoでは投資対象として選べる商品が35種類あるのですが、これらをなんとなく選ぶのではなく、ちゃんと勉強して運用成績についても自身の決定による責任が取れる必要があり、そういった先見の明は求められることになります。

 

「投資に縁のない人でも行いやすい資産運用」的な説明がされることの多いiDeCoですが、あくまで運用であることを理解し、ちゃんと勉強する上で取り組むようにしましょう🙆🏼‍♂️