#経済ニュースをガブリ

宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

金融用語のややこしさ。

どうもガブリです。

 

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「金融関係」と聞くとどんなイメージを持つでしょうか?

 

少し堅苦しい感じがする人も多いと思いますが、金融業界は実際にそのように考える人が多い世界であることも事実です。

 

その理由の一つとして専門用語なども多く、とっつきにくさがあるというのがありますが、金融的なことって大人になってからこそ知ったり、覚えたりする必要があるのに、大人になると素直に「教えて!」と言えなくなってしまうという人も多いので、余計敬遠されてしまいがちであるとも言えます。

 

そこで今日は金融用語の中でも初心者編として、よく混同される用語について解説していきたいと思います🖋

 

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それは「利子」「利息」「金利」「利回り」などの用語です。

 

どれも聞いたことはあると思いますが、意外とそれぞれを明確に説明できる人は多くありません。

 

では順に見てみることにしましょう👀

 

まずは「利子」について。

 

利子というのは、お金を借りた場合に、貸した側に対して借りたお金プラスアルファの金額を支払うことをいいます。

 

この利子は基本的に貸す段階でルールが決められており、「年利〇〇%」などという表記で記載されていることがほとんどです。

 

例えば「年利1%」となっていたら、借りる元本が1万円だった場合、そのお金を1年間返済しなければ1万円の1%にあたる100円を借りたお金にプラスアルファして返済することになります。

そしてこの「1%」と説明したプラスアルファの部分を「利息」と呼びます。

 

つまりプラスアルファの部分に関しては借りてる側からすると「利子」と呼びますし、貸してる側からすると「利息」と呼ぶということです。

 

そしてこの利息のパーセンテージについては「利息制限法」という法律に則っとって年20%までを上限として定められており、貸し付ける金額によりますが、

・貸付金額10万円未満の場合:年間利息上限20%

・貸付金額10万円以上100万円未満:年間利息上限18%

・貸付金額100万円以上:年間利息上限15%

というように貸し付ける金額によって上限利息が決まっています。

 

逆を言えば100万円を借りる場合、年利15%とすると、1年間返済しなかった場合(実際そんな契約はありませんが)15万円のプラスアルファが付くということです。

 

そして次に「金利」について。

 

金利とは、お金を借りる側が借りたお金にプラスアルファ支払う金額の割合を指す言葉で、金融機関などからお金を借りるときに「借入金額、返済期間、金利」と分けて表記されることがありますが、上記に書いたパーセンテージについて金融機関などが利用する言葉です。

 

次に「利回り」について。

 

利回りとは、投資をする際に投資額に対する利益全体の割合を一定期間あたりの平均で表したものであり、いわゆる投資に対するリターンの割合について表記されることのあるものです。

 

このようにそれぞれが似たような意味を持つものであるものの、その立場や微妙なニュアンスで使い方が違っており、間違えてもなんとなく伝わるものでもありますが、これらを使いこなすことでより金融について深く知ることができるという一面もあります。

 

マイホームを購入する場合などにもこれらの用語は頻発するので、是非頭の片隅にでも入れておくようにしましょう🙆🏼‍♂️