投資における「単利」と「複利」の効果を知っておこう。
どうもガブリです。
投資には単利と複利という概念があり、その違いを知らないことで損をしてしまっているなんて方も中にはいるので、その違いについては必ず理解して投資を行なっていた方が有利です。
一般的には複利効果があってかつ長期的な投資である方が良いとされているのですが、単純にその通りにしているだけは理解したことにならず、イレギュラーな場面などには対処できないなどといったリスクがあるでしょう。
そこで今日は単利と複利の違いなどについて書いていこうと思います🖋
単利と複利の説明をするにおいては投資信託を前提にするとイメージしやすいかもしれませんが、例えば投資信託では定期的に受け取る金額として分配金が存在します。
この分配金の扱いについて単利と複利が説明できるので以下でその違いを見てみましょう👀
・単利
単利とは元本に対して利息を算出する方法で、運用で得た利息や配当を元本に組み込まないという性質のものです。
例えば、最初に10万円の投資を始めたとします。
その投資対象は年利1%と仮定した場合、1年間でもらえる利息は1,000円ということになります。
単利の場合はこれを毎年繰り返すことになり、投資元本10万円と利回り1%というものが変わらなければ利息も変わらず1,000円のままというものです。
・複利
複利では運用益や分配益を元本に組み入れて利息を算出するもので、上記と同じように10万円の投資に対して年利1%の投資対象があったとします。
単利では毎年元本に対する一定の金額を受け取るというものでしたが、複利の場合は1年運用後の10万1,000円となった手元の金額を翌年の元本として運用を続けるというもので、毎年運用元本が増えていくことになるのです。
すると2年目の利益は10万1,000円に対する1%なので1,010円の利益となり、その後もどんどん利益は大きくなっていくのです。
つまり運用期間が長いほどその効果は高くなるため、複利運用は長期運用に向いていると言われています。
それでは最後に単利と複利で行われる計算式で有名なものを紹介しておきます。
単利では「元本が2倍になる年数」を計算するものとして「100の法則」というものが存在していて、
・100÷金利(%)=
で計算することで算出できます。
そのため、上記のように10万円を1%で単利運用する場合には100年経たないと倍の20万円にはならないということです。
しかし複利の場合は「72の法則」というもので計算するのですが、
・72÷金利(%)=
で計算することで算出できます。
つまり10万円を1%で複利運用する場合には72年で倍の20万円になるということです。
つまり資産を倍にすると想定する場合に年利が1%ではほとんど実現不可能ということになり、例えば複利運用の年利3%でも元本を倍にするには24年の月日が必要であることがわかります。
単利では約33年かかるわけですからどれだけ複利の効果のパフォーマンスは高いかとわかるかと思いますが、このように「いつまでにいくらほどの利益を求めるのか」と逆算して投資するというのは非常に大事なことなので、これらを意識して投資に挑戦していくようにしましょう🙆🏼♂️