資産の適切な配分。(ポートフォリオ編)
どうもガブリです。
多くの日本人が「預金」というかたちで資産を保有しており、その他を考えても保険の加入による積み立てなどしかやっていないという人は多いかと思います。
しかし預金も保険も「インフレに弱い」商品だということはご存知でしょうか。
インフレとは物価が上昇する局面のことを言いますが、物価が上昇するとモノやサービスの価格が高くなるので、現金の価値が相対的に下がることになります。
すると保険もあくまで現金を集めた商品なので、例えば保険の積み立てによって10年間で5%資産が増えたとしても、物価がその間で6%上昇していた場合には実質資産は目減りすることになるのです。
そのため、資産運用というかたちで自身の資産を守りたいのであればその他の金融商品なども検討しながら運用していく方が良い場合もあります。
その資産配分のことを「ポートフォリオ」と呼ぶのです。
「何に投資するか」をじっくり考えることはもちろん大事ですが、「何と何を投資配分として組み込んでいくか」というのは同じくらい大事なことです。
なぜなら中長期的な投資を前提とした場合、資産が何かに一点集中しているというのは実は危険で、冒頭でも説明したように、「世の中はインフレ期だけど資産は預金でしか保有していない」というのも資産の保有方法としては適切とは言えません。
その他、株式投資を行うにしても「A社に一点集中投資」というのも短期的に資産を増やしたいという場合以外ではリスクの方が高くなってしまうことも多いため、A社の株式に資産の10%、B社の株式に資産の10%と分けて考えたり、その他にも株式だけに限らず、「国債に資産の10%」など一つの商品にとらわれないことも大事です。
なぜなら、株式というのはその性質上、基本的にはリスクの高い金融商品なので、株式のみで運用していると株式市場が暴落した際に多くの資産を失ってしまうことになります。
しかし国債などに資産を配分しておけば株式が暴落する際にもその影響を受けることがないため、資産を守ることができるのです。
では最初から安全性の高い国債などの債券に投資した方が良いのでは?と思う方もいるかもしれませんが、投資では安全性が高い商品ほどリターンが少なく、リスクを許容するほどリターンが高くなる傾向にあるため、そのバランスが非常に大事なのです。
つまりリスクの高い商品だけで資産を構成すると、万が一の際に資産がなくなってしまうため、リスクを抑えるためにポートフォリオを組み、「自分はどれだけのリスクを許容できるのか」を知ることは投資において大前提となるでしょう。
投資においては「なくなっても良い範囲で投資しろ」といわれたりしますが、まさにそれで、生活費を投資に拠出するのでは生活を脅かすだけなので精神的にも良くありません。
そしてこのポートフォリオについては時勢や年齢などによっても変更する必要があり、若いうちは労働収入があるので多少リスクを許容したポートフォリオにしつつ、年齢を重ねて定年などした際にはそのほかの収入がなくなるため、リスクを軽減したポートフォリオに切り替えるなど工夫も必要です。
一度ポートフォリオを組めば終わりということではないため、それぞれの市場の動きに合わせて変更していくことになりますが、これらができる人は順調に資産を増加させることができるため、まずは少額からでも始めてみることにしましょう🙆🏼♂️