資産運用におけるポートフォリオの見直し。
どうもガブリです。
投資を始めた際には一定時期まで様子見として過ごす期間があるかと思います。
しかし投資に少しずつ慣れてくると、その後のステップとして重要なのが、「ポートフォリオの組み立て」です。
ポートフォリオとは、直訳すると「書類入れ」などという意味ですが、金融用語では「金融商品の一覧や、その組み合わせの内容」といったような意味を指します。
投資と一言で言っても、株式や債券、現金に不動産など様々です。
それらの保有割合はその時その時で変えていったりする必要があったりするので、ポートフォリオの概念を自身の投資に活かすことは効率的な資産運用として必須の考え方となるのです。
保有割合を定期的に変える必要がある点については、一定以上の資産を保有している場合、世界経済や日本経済の動向や市場の変化などでもそれぞれの資産価値は良くも悪くも変動し、地震や台風などの天災、法律の改正などでもそれぞれの資産価値は変わってきます。
すると、その時々の情勢に合わせて預金や債券などの安全資産に割合を高めたり、株式などのリスク資産に割合を高めたりしながら、自身の資産を全体的に高めていくことが求められるのです。
ポートフォリオの見直しは“年金基金“などの機関投資家も定期的に行っているため、やはり重要なことと言えるでしょう。
そしてこのポートフォリオには現金や株式などの金融資産に限らず、貴金属や不動産などの実物資産も組み合わせて考えることが大切です。
なぜならそれぞれの特徴として、
現金・株式などの金融資産は、
・流動性が高い
・取引コストが低い
・価格の変動が大きい
などの特徴があり、
貴金属・不動産などの実物資産は、
・流動性が低い
・取引コストが高い
・価格の変動が小さい
など、反対の性質を持っているという特徴があります。
これらのことを考えると、それぞれのメリットデメリットを補い合える関係性を持っているので、ポートフォリオを組む際に金融資産と実物資産を両立させる意味がわかるかと思います。
例えば、現状のように新型コロナウィルスの影響で世界経済の見通しが不透明であるような時期は貴金属や不動産などの実物資産が買われ始めるという傾向にあります。
実際に貴金属の中でも「金」はコロナ禍以前から価格を上げてはいたものの、コロナ禍においても上昇を続け、インターネットで「金 価格」と検索して上位に出てくる「田中貴金属工業」さんのページを確認すると、2020年11月13日時点の金価格は1gで7,032円となっております。
今年の1月時点では約5,500円ほどだったので、1年弱で1,500円の価格上昇となったわけです。
次に不動産については、「(公財)不動産流通推進センター」の10月の既存住宅の成約動向を確認してみると、既存マンションの制約価格は2,978万円で前年同月比7.64%の上昇、既存戸建て住宅の成約価格は2,292万円で前年同月比4.63%の上昇となっております。
成約価格は需要が減ると減少する傾向にあり、需要が高まっていれば増加する傾向にあります。
コロナ禍では不動産などの高い資産を購入することは控えられるような気がしますが、今回は金融システムへのダメージが非常に少なく、資金の供給が円滑に行われていることが上昇への理由となっていそうです。
このように、自分の所有している資産が現状どのような動きになっているのか、そしてどのような動きになっていくのかを予想しながら自身のポートフォリオを定期的に確認してみましょう🙆🏼♂️