太陽光投資などのインフラファンド。
どうもガブリです。
太陽光発電は、例えば自宅の屋根に設置して、そこから得られる電力を売却することで電気代を節約するなどの方法があることによって人気になった商品ですが、そのほか土地を購入して太陽光パネルを複数設置し、その電力売却を収入にするという投資も同時に人気です。
このような太陽光発電などのインフラと呼ばれる施設に特化した投資を行うファンドが存在するのですが、それらは“インフラファンド“と呼ばれています。
このインフラファンドは中長期投資として人気となっているのですが、投資の検討対象に入れるためにはその仕組みなどを理解する必要があり、そこで今日はインフラファンド投資について書いていこうと思います🖋
ファンドというのは複数の投資家から集めた資金で投資運用を行う組織のことですが、インフラファンドではそのファンドが発電事業を行うオペレーターに資金を貸し出すことで賃貸料を得るというものであり、ときには設備を売却することでの売却益なども収益の一つになってきます。
インフラ設備に投資しているというだけで、そのほかのファンドと仕組みは何ら変わりないような感じがしますが、インフラ事業のメリットとしては、一定の要件を満たすと法人税が20年間非課税になるという性質を持っており、その分投資家への分配金などが高く設定されている傾向にあるのです。
さらに太陽光発電においては「FIT」といって、国が電力を決まった価格で買い取るという仕組みがあるため、これにより一定の売電収入を安定的に確保できるというのも魅力の一つとなっています。
時価総額が大きいところだと300億円を超える「エネクス・インフラ投資法人」などから始まり、10銘柄ないくらいのファンドが現在存在しています。
インフラファンドといっても、太陽光パネルなどはまだ生活の一部とまではなっていないためピンと来ない人も多いかもしれませんが、SDGsやESG投資など環境に配慮する考え方が主流になってきているというのもあるので、インフラファンドの今後の市場規模はかなり期待できるのではないでしょうか。
では、改めてメリットやデメリットなどを整理してみましょう。
まずメリットに関しては、「利回りの高さ」です。
賃貸料を受け取るというところでは、不動産投資信託の「REIT」と似た性質を持ちますが、日本版REITのJ-REITの平均分配金利回りは約4%あたりと言われているものの、インフラファンドでは同時期で5〜6%を実現しているという点で、投資としての大きなポイントをクリアしています。
後は投資信託のように100円など超少額ではないものの、おおよそ10万円程度から始められるという意味では取り組みやすく、それに対して定期的(年1〜2回)に分配金が受け取れるということもあるため、中長期的に投資していくにも適しているといえます。
ではその反面デメリットとなりそうな点はどうでしょうか。
それはFITと呼ばれる国の買取制度については期間が20年など限定されているため、その期間が終了した後の売電価格に安定性が求められるのかというと、それは断定できません。
ということはつまり、売電収益が期待できなくなってくると分配金利回りなども減少してくるので、せっかくのメリットである高い利回りもその恩恵を享受し続けることができない可能性があるということです。
つまりは、インフラファンドを行う際にはFITと呼ばれる固定価格買取制度についても詳しく知らないといけないということなのです。
現時点の利回りなどを把握することは簡単ですが、今後の見通しをつけられるかが投資においては大事であり、ここの先見性があると投資は上手くいきます。
どのような投資でも、「何について詳しく調べることで対象の投資について知ることになるのか」を考えることは非常に大事なので、常に考えるようにしましょう🙆🏼♂️