#経済ニュースをガブリ

宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

投資信託の分配金、受け取り方で変わること。

どうもガブリです。

 

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投資を始めたばかりの方でも最初は個別銘柄による株式投資はリスキーだと考え、ファンドが運用してくれる投資信託から始めるという方は非常に多いです。

 

そんな投資信託には初心者向けと言いつつも、ややこしいポイントもいくつかあり、今日はその中でも分配金の受け取り方によって損得が変わってくることがあることについて書いていきたいと思います🖋

 

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投資信託における分配金とは、投資信託の運用によって得られた収益をファンドが投資家に対して分配するお金のことを指します。

 

全ての投資信託に分配金が用意されているわけではないので確認が必要ですが、分配金を出している投資信託の場合、その分配金が受け取れるのは半年や1年に1度と各投資信託によって違うものの、詳しく知りたい人は「目論見書(もくろみしょ)」というものを見てみることにしましょう👀

 

ちなみに各投資信託では目論見書というものを公開していますが、目論見書にはそのファンドがどのような運用成果を求めているのか、そのファンドにはどのようなリスクがあるのか、現在のファンドの運用状況、そしてそのファンドにかかる手数料や分配金、決算内容などおおよそのことが全て記載されているため、基本的に投資信託を始める時にはきちんと調べておくことをオススメします。

 

そして話は戻りますが、目論見書によって分配金について把握したら、それが「普通分配金」なのか「特別分配金」なのかで違いが出てくることについて知っておく必要があります。

 

普通分配金というのは、その投資信託の元本の運用によって得られた収益が投資家に支払われるタイプの分配金です。これについては得られた分配金は課税の対象になります。

 

次に特別分配金というのは、その投資信託の運用で利益が得られていないときに、投資元本の一部が払い戻されるという仕組みを持った分配金のことで、普通分配金と違って特別分配金の場合は非課税となっています。

 

投資元本の一部が払い戻されるとはどういうことかというと、支払われた分だけ投資信託の元本が減少するということなので、特別分配金は非課税だからと安易に選択してしまうと損することになり、これについては誤解がないよう理解が必ず必要です。

 

そして次に分配金には「再投資」するタイプと「受け取る」タイプがあります。

 

再投資するタイプのもののメリットとしては、投資において過去の偉人投資家も言ってきたように、「複利効果が得られる」という点が最大のポイントです。

 

中長期投資を行うにあたっては、相場が上昇トレンドとなっている時に「単利」ではなく「複利」によって投資することでさらなる儲けが期待されるというのは投資の基本であり、これは再投資型を選択する人の多くがこれに期待してのことかと思いますが、相場が下落トレンドの場合は分配金を再投資するとその再投資した分も下落トレンドの影響を受け損失が出てしまうということがあるので、状況によるということは理解しておきましょう。

 

そして受け取り型の場合は、普通分配金、または特別分配金をその都度分配金を受け取っていくというタイプのものであり、再投資型とは逆に、下落トレンドではさらなる資産価値の減少を避けることができる反面、上昇トレンドでは複利の効果などを得られないため、複利の恩恵を受けられないという点においてはデメリットとも言えるでしょう。

 

このように、投資信託と一言で言っても仕組みを理解せずには運用成果も大きく期待できないので、きちんと理解して運用していくことにしましょう🙆🏼‍♂️