#経済ニュースをガブリ

宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

海外不動産投資に興味があれば「不動産クラウドファンディング」(後編)

どうもガブリです。

 

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昨日はクラウドファンディングの仕組みなどについて簡単に説明していきましたが、今日はその本編として不動産クラウドファンディングの海外ファンドについて書いていこうと思います🖋

 

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不動産クラウドファンディングでは個人投資家などから資金を集め、一人一人の出資額が少額でも投資する人数が増えればそれだけお金の量は大きくなっていきます。

 

それによって集まった資金で不動産を購入してそれを運用することで賃料収入の一部を投資家へ分配したり、不動産を売買することで得られる売却益の一部を投資家へ分配したりするのが主な仕組みです。

 

基本的に不動産クラウドファンディングによって投資が行える対象は日本の不動産が中心ですが、少ないながらも海外の不動産を対象にした投資ができるファンドも存在します。

 

国内の不動産であればその気になれば自身の収入などによっては現物を購入することもそれほど難しくはないですが、仮に海外の不動産そのものを購入しようと思ったら海外口座を開設したり、その国の言葉を理解して契約書を締結したりと色々ハードルは高くなってきます。

 

しかし海外不動産を扱う不動産クラウドファンディングを利用すればファンドが運用している海外不動産にあやかれちゃうという点でかなり手間が省けているということで人気の商品となっているのです。

 

つまり、まず不動産クラウドファンディングを利用することによって少額で海外不動産に投資できるというのが魅力であり、海外ファンドでは新興国の不動産であるほど利回りも高い傾向にあるので、ファンドの投資内容を確認して投資することで日本の不動産とは違ったメリットを得られる期待が持てます。

 

さらに、実際に自身が名義人となる不動産投資では、設備の修繕などオーナー負担となるものがいくつかありますが、不動産クラウドファンディングではそういった負担もなく、物件の管理についても現地の管理会社を運用会社が選定しているため、運用の手間がかからないというのも魅力の一つとなっています。

 

それに比べ、デメリットと呼べるものもいくつかありますが、例えばアメリカ不動産を対象とする場合には「ドル円」の為替金額が良し悪しに影響してくるということです。

 

ドル高円安の状況だと1ドルの価値が高くなるので、同じ運用益でもメリットが大きくなりますが、ドル安円高の状況ではその逆で同じ運用益では利益が少なくなってしまいます。

 

ドル安円高の状況で海外不動産を直接購入するとなればお得に購入できるので、不動産クラウドファンディングを利用しての海外不動産への投資は必ずしも海外不動産を直接購入することよりメリットが高いとは言い切れません。

 

そのため、投資家の資金の大小であったり、投資のスタイルによって選択するべきものなので、自身の状況や投資スタイルと照らし合わせて判断するようにしましょう。

 

ちなみに不動産クラウドファンディングでは運営会社によって取り扱っている不動産の種類などが異なるので、始める際にはそれらをチェックした上で、手数料の比較などもし、自身にとって最善の投資を選べるようにしましょう🙆🏼‍♂️