やはり不動産投資と対比される「J-REIT」。
どうもガブリです。
不動産投資は昨今認知度が上がるとともに、それによって賛否両論になるほど注目を集め続けている状況です。
すぐに結果を出すような短期投資や投機などと違って、資金計画を立てながら融資を利用して長期的に行う投資方法で、早期退職のFIREや将来の年金不安などに向けて適切だと判断される一方、長年のローンを組むというリスクについて疑念を抱く方も一定数います。
とはいえ、不動産そのものの魅力には多くの人が気づいており、不動産投資においてはすぐに決断できない投資パーソンも不動産市場に参入すべく検討するのが「J-REIT(ジェイリート)」です。
J-REITとは、東京証券取引所に上場している不動産投資信託のことで、簡単にいうと、不動産を買ったり売ったり運用しているところにお金を投げて、不動産の運営による利益の一部を恩恵として受けられるというものです。
つまり、実際に不動産を自身で購入しなくても不動産の運用に携われるという点で人気の投資商品であり、価格も数万円程度から始めることが可能です。
不動産は景気に左右されやすいので、時代によって良し悪しがあるのはその他の投資商品と同じです。
ただJ-REITの市場は新型コロナウィルスの影響で下落したものの、ここ1年ほどは上昇傾向にあります。
では数万円で取り組む投資として、近しいもので株式等と比べるとどのような違いがあるのでしょうか。
まず株式投資の場合は保有していることで得られる「配当所得」と売却したときに得られる「譲渡所得」があって、これについてはJ-REITも似たような性質として定期的な収益として「分配金」というものが存在します。
株式投資の場合は業績の悪化による無配当や、企業によっては配当を配っていないというケースもありますが、J-REITの分配金に関しては原則必ず分配金が発生します。
その利回りに関しても高利回りなところが多いのも特徴で、そのため、保有することでの定期的な収益はJ-REITの方が優れているという考え方があるのに加えて、市場の動きによっては譲渡所得もしっかり取れるというメリットがあります。
さらに、J-REITには「投資主優待」というもので株式投資の「株主優待」と似た性質のものもあり、優待対象は限定的ではあるものの、ホテルなどの宿泊に焦点を絞れば恩恵を受けることもできるのです。
ちなみになぜJ-REITが高利回りなのかというと、株式を提供する企業には税金がかかっていることに比べ、J-REITを運用する投資法人には税金の課税がないため、その分を分配金に還元できるということがあります。
これらがJ-REITの簡単なメリット等ですが、実際にJ-REITを始める場合にどのようなことを気にすれば良いのでしょうか。
利回りに関してもそうですが、特徴的な指標として「NAV倍率」というものがります。
これは不動産の含み益を考慮した純資産価値のことで、「NAV倍率〇〇倍」というような表記で表されますが、これが1倍以上なら割高、1倍以下なら割安という判断ができる指標となっています。
後は当該投資法人が発表する投資レポートや今後の事業方針なんかも公表されているものを見ることができるので、これらを参考に投資をすることになります。
上記にも書いたように価格の上下があるという点ではその他の投資と変わらずリスクをはらむものですが、株式市場よりも不動産市場の方が見ていて楽しいという人はJ-REITの方が向いているかもしれません。
今後も常に注目されるJ-REIT試乗ですが、気になる人は是非検討してみましょう🙆🏼♂️