#経済ニュースをガブリ

宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

不動産投資を始める時に後悔しないためには。

どうもガブリです。

 

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不動産投資といえば高額であるというのが一つの印象かと思いますが、それゆえにFPとして相談を受けることも多いです。

 

やはり不動産投資の魅力そのものは何となく理解しているものの、「絶対に失敗したくない」と考えると結局は何に対して気をつけたらいいのかもわからず、中々不動産投資に踏み出せないという方をたくさん見てきました。

 

そこで今日は、不動産投資を始める際に何に気をつけるべきなのかなどについて書いていこうと思います🖋

 

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株式投資や債券などはとりあえず数千円の余剰金があれば始めるとこができるので、仮に失敗したとしてもそのダメージはそこまで大きなものでないと考える人がたくさんいます。

 

その反面、不動産投資については初期費用無しで始められるケースはあるものの、万が一には数千万円の借金があるということでリスクの度合いが高いと考える人が多いのでしょう。

 

とはいえ、それだけ大きな資金を基本的には借り入れして始めるのが不動産投資ですから、誰でも始められるわけではないのは想像できるかと思います。

 

ではどのような人が不動産投資を検討すべきなのでしょうか。

 

それは「高収入かつ安定性のある企業に勤めているサラリーマン」や「医師や士業についていて、事業が赤字でない人」などです。

 

ただ「高収入」といっても抽象的ではありますが、不動産投資と聞けば多くの方はもしかすると「富裕層がやっているもの」くらいにしか思わないかもしれませんが、具体的にいうとおおよそ年収500万円ほどであれば十分に検討できる収入だといえます。

 

もちろんさらに収入があるのであれば借入するために有利ではありますし、1物件だけでなく、リスク分散として複数件所有することも可能になってきます。

 

じゃあ人一倍収入が高いのであれば購入できる件数の分だけ検討した方が良いかといえばそうとは言えず、不動産投資は好立地物件を選ぶことなどが成功に必要なことなので、注意点はしっかりと把握しておくことが必要です。

 

では具体的にどのようなこと避けるべきなのでしょうか。

 

まず多くの方が自分ごととして不動産投資について悩み始めるのは不動産業者からの営業やチラシなどを見た時だったりするかと思います。

 

その際、物件を提示されることがほとんどかと思いますが、物件について簡単にしか説明を聞かず、おおよその物件選定を業者に丸投げしてしまったりすると、失敗してしまうというケースはそれなりにあるようです。

 

もちろん全てがそのケースにあたるというわけではないですが、不動産投資の成功のためには「多くの方が住みたくなる地域や物件」を選ぶ必要があるので、そうであると信じられる物件を自己責任で選べるようにしましょう。

 

次に、物件の相場を把握しているということは非常に大事なことです。

 

現在ではインターネットでも割と簡単に物件の価格相場がわかったりするので、購入検討する物件の周辺の同じ間取りや同じような立地の場所から相場価格を把握するようにはしましょう。

 

物件の相場がわからないということで相場よりも高く購入してしまったという方もいるので、注意するようにしましょう。

 

次に、全体的なシミュレーションを自分の中に落とし込むことも大事なことです。

 

例えば、「将来の年金不安への対策として」という理由と「所得税、住民税の節約のため」という理由は不動産投資においてどちらもよく聞く検討対象ですが、このようにメリットとなり得そうな分野をかき集めて、全てのいいとこ取りをしようとすると非常に中途半端な投資になってしまうということがあります。

 

簡単にいうと、年金対策として物件を購入検討するのであれば、長期的に見ても収益性の高い物件を選ぶべきですが、税金の節約が目的ということであれば、帳簿上収益はマイナス計上できる物件でなければなりません。

 

このように相反するメリットが存在するため、「とりあえずメリットがたくさん取れそうな物件」など抽象的に考えるとそもそも物件を購入するための目的を失ってしまいます。

 

そのため、購入検討する際には「何を目的として不動産投資を始めるのか」というのを忘れずに、ブレない気持ちで検討するようにしましょう。

 

このように、「プロに任せる」という心強さと「第三者に丸投げにする」というのとでは似たようで全然違うので、スタートで失敗しないようにしっかりと考えていきましょう🙆🏼‍♂️