不動産におけるサブスクって賃貸ってことになる?
どうもガブリです。
昨今、色んな業界で「サブスクリプション」と呼ばれる形態の消費行動がスタンダード化しています。
サブスクリプションというのは、例えば毎月定額料金を支払うことで、製品やサービスをその期間利用することができるというようなものです。
イメージしにくい人のために説明しておくと、例えば西新宿にできた日本初のサブスクリプションコーヒーを提供する「coffee mafia」は、月額3,000円で通常480円のハンドドリップコーヒーを1来店につき1杯提供しています。
つまり、1ヶ月(30日)毎日通う前提であれば「480円 × 30日 = 14,400円」となるため、3,000円支払えば良いということを考えるとめちゃくちゃお得なわけです。
少なからず1ヶ月に7杯以上飲むのであれば元は取れる計算なので、通えば通うほどお得になるというサービスなのです。
このように、サブスクリプションというのは使えば使うほどお得というのが消費者側のメリットで、企業側からすると毎月確実な売り上げの計算ができるというメリットがあったりします。
このように「定額でサービスを提供する」という観点を不動産で考えた時、「賃貸」がまさにそれで、不動産を所有するオーナーに対して入居者(消費者)は毎月定額を支払うことで住居スペースの使用を確保できます。
では、今まさにサブスクリプションサービスが盛り上がっている中、不動産業界ではこれ以上目新しいサービスを生むことはできないのでしょうか?
いえ、そうではないようです。
それは「宿泊サブスクリプション」と呼ばれるサービス。
どのようなものかというと、現代はコロナ禍と呼ばれる真っ只中で、人と人が密集するのはもってのほか、接客などの1対1の場面でも神経質になるほど人との距離感が難しいご時世です。
すると職場など複数の人が集まる場所でわざわざ仕事をする必要があるのかというテーマも論争があり、リモートワークを主業務とする企業も増えています。
そこで活躍するのが宿泊サブスクリプションで、利用者は毎月定額を支払うことで全国にある複数の住宅を宿泊先として利用することができます。
利用者は色んな種類の住居を定額で転々とできるため、完全リモートワークが許される人などは旅をしながら仕事をするという夢じゃありません。
不動産オーナーとしても宿泊サブスクリプションを提供する企業のプラットフォームに賃貸物件や地方の別荘など登録しておくと収益化しやすくなったりするので便利です。
ただ、不動産オーナー目線の話をしておくと、自身が所有している不動産の全てが登録できるわけではなく、プラットフォームを運用する企業によって物件の立地など登録条件があるのでそれぞれ項目をチェックしてみましょう。
また、規模やサブスクリプション使用期間などによって
・不動産所得
・雑所得
・事業所得
などいずれかに税金区分も変わるため、サブスクリプションサービスに物件登録して収益を得るのであれば申告時には税区分を確認したほうが良いでしょう。
すでに不動産投資をしている方もこれから始めようとしている方も、このようなサービスが存在するということは知っておいて損はないので、もしも「売却するほどではないけど有効活用しきれてない物件がある」などの状況に直面した時はサブスクリプションサービスも検討してみましょう🙆🏼♂️