ビットコインが証券化。
どうもガブリです。
ここ最近暗号資産のニュースが増えてきています。
ビットコインやイーサリアム、リップルなど時価総額上位の銘柄が過去最高値を更新したり、急騰したりと世間を騒がせている状況です。
そんな中でも基軸通貨と呼ばれるビットコインの証券化商品がローンチするとのニュースがあったので、今日はそれらについて書いていこうと思います🖋
実際に取り扱いを開始するのは2月15日からということですが、「eワラント証券」が個人投資家向けの新規銘柄として「ビットコイン先物リンク債プラス5倍トラッカー」、「ビットコイン先物リンク債マイナス3倍トラッカー」の取り扱いを開始するとのことです。
これら「ビットコインレバレッジトラッカー」は、ビットコイン相場を対象とするeワラントで暗号資産を対象とした個人投資家向け証券化商品としては“日本初“の商品。
ちなみに「eワラント」とは、1万円以下から始めることができる金融商品で、「カバードワラント」という種類の有価証券のことをいいます。
eワラントには「コール型/プット型」と呼ばれるもの、「ニアピン型」と呼ばれるもの、「トラッカー型」と呼ばれるものに大きく分かれるのですが、今回のビットコイン証券に適用となるのは「トラッカー型」です。
通常のトラッカー型の場合は対象とする資産と似たような値動きをするものですが、今回適用の「マイナス3倍」や「プラス5倍」は資産を増幅したような値動きになるのでその特性は知っておく必要があるでしょう。
eワラントの主な特徴としては、最大損失は購入金額までなので「追証」と呼ばれる損失に対しての追加金が必要ないことに加え、最大利益には上限がないのと、上昇するときのスピードは株価の上昇スピードを遥かに超えるというのも特徴です。
これらを聞くと株式よりも良いものと認識してしまいますが、デメリットとしては設定された満期日で精算されてしまうという点や、株価に変動がないなどの他の条件が一定の場合、満期日に向かって時間経過と合わせて価格が下落するなどのリスクがあるのも事実です。
とはいえ、ビットコインに関しては今まで主に暗号資産投資をする人たちの投資対象というものでしたが、今回の取り組みによって株式やFX投資家の人たちにもより気軽に暗号資産投資へ参入するきっかけとなることは間違いないのかなとも思うので、多くの人への需要が増加していくというのは投資対象の価格上昇へのフラグともとれますし、今まで以上に市場が盛り上がっていくと考えても良いと思います。
ただ、今回の「ビットコインレバレッジトラッカー」は「有価証券」という括りなので、暗号資産の現物に投資する場合と税制が異なるという点は注意が必要です。
暗号資産現物は「総合課税の雑所得」なので給与所得などと合算して計算される累進課税式ですが、eワラントは「先物取引に係る雑所得等」に該当するので、「申告分離課税の雑所得」ということで利益の20%が課税対象となります。
このように、大元の投資対象が同じでも税制が違うというケースは気をつけておかないと忘れてしまうので、投資する前にそれぞれの税制もチェックしておくようにしましょう🙆🏼♂️