暗号資産(仮想通貨)のICOとは。
どうもガブリです。
暗号資産といえば一昨日10日に米エルサルバドルがBTC(ビットコイン)を法定通貨にするとのことで話題になっており、つまり日本に例えたら今現在使われている「円」の代わりにビットコインを使用することになるというような感じなのだ。
しかし一時期ドカンと上がった相場も現在は下降気味で、今後の相場も注目の状態です。
そんな暗号資産ですが、仕組みがよく理解されていないポイントもたくさんある中、今日は「ICO(アイシーオー)」と呼ばれるものについて書いていこうと思います🖋
株式投資をやっている方などには株式でいうところの「IPO」と似たようなものと聞けばイメージが湧きやすいと思いますが、いわゆる暗号資産を新しく公開する際に資金調達する方法のことを言います。
少し専門的ではありますが、具体的な方法としては、トークンと呼ばれる独自の暗号資産を市場に公開し、それを購入してもらうことで投資家から資金調達するという仕組みで、調達までに幾つかのステップを踏むことで資金調達が完了します。
まずは公開するトークンを発行し、その暗号資産の将来的な意義などを綴ったホワイトペーパーという説明資料を作成します。
その後、全体公開する前に特定の投資家に向けたプレセールと呼ばれる事前販売が行われ、この時点が一番安くその暗号資産を手に入れるチャンスになっています。
そして一般の投資家に向けても全体公開し、説明資料に納得したり共感したりした投資家はトークンを購入することでその後の価格上昇を期待するのです。
ようやく資金が集まったところでその暗号資産に対してのプロジェクトが進められることになり、投資家はトークンの対価として製品やサービスの提供を受けることができたり、さらに発行されたトークンが「上場」というかたちで暗号資産取引所で取り扱われるようになれば、投資家は第三者にその暗号資産を売却することで利益を得たりすることもできるのです。
投資家からすると、全てのトークンが無事に上場するとは限りませんし、購入したものの儲けにならなかったりとか、最悪のケースではそもそもその資金調達のための説明資料が嘘であるという詐欺のようなものも一定数あります。
そのためICOであればなんでも手を出すというのではなく、説明資料をきちんと理解し、それに共感して初めて購入を検討することになるのですが、そのほとんどはグローバルに向けて英語表記で説明されているので、それらを読み解く必要があります。
面倒ではありますが、そういった面倒をクリアすることで競争率が減るので、ちゃんとしたトークンを手に入れることができれば大きな儲けがあるという意味では、すでに上場している有名な暗号資産に投資するよりも夢があったりするのです。
トークンを発行する企業側にも大きなメリットはあり、株式のIPOでは投資家に配当金を支払う義務がありますが、ICOにはなく、株主のように企業経営に介入されることもないため、短期間の資金調達としては優れた調達方法でもあります。
そのかわりIPOのように投資家を保護する制度が未発達なため、信用を得られるかという点において苦労することになりますが、良いプロジェクトにはお金も集まり、投資家も儲かる仕組みになっているため、気になる人はチェックしてみると良いと思います🙆🏼♂️