保険の積み立てにもある「外貨預金」ってどうなの?
どうもガブリです。
日本人の多くは日本円でほとんどの資産を保有しています。
しかし日本円で全てを保有するということは、日本のこれからに100%賭けるということになり、日本国民としては必要な心がけであるものの、やはり少しは世界的な視野で考えなければ自分の資産は守れないかもしれません。
そこで今日は外貨預金について書いていこうと思います🖋
外貨預金とは簡単には「外国の通貨で預金すること」です。
日本の預金では0.001%の利息など、預金していてもほとんど自分の資産が増えることはありませんが、日本と外国では金利が違うので、一般的には外国の通貨の方が円で保有しているよりも金利が高い傾向にあり、もらえる利息が多いというメリットがあります。
さらに外貨預金を始める際には「為替レート」についても多少学ぶ必要があるでしょう。
外貨預金では単純にもらえる利息が日本円よりも高い傾向にあるということに加え、「円と外貨の両替による差額」にも大きな要素があります。
例えば、1ドルが100円の時に米ドル預金を始めたとします。
その後、1ドルが90円になったとすると、預金価格は90円になってしまいます。
しかしさらにその後1ドルが110円になったとすると預金価格は110円になるのです。
つまり最初に100円を使って外貨預金をしたとしても為替のレート次第では、損したり得したりということが起きます。
この為替レートと呼ばれるドルと円の関係数値は常々変化しているものなので、100円の価値が90円、80円と元本割れしてしまう可能性のある“円高“の状況では外貨預金はあまり良いと言えません。
逆に100円を預けても110円、120円と“円安“になっていく状況では外貨預金は力を発揮するでしょう。
ここで円高と円安の仕組みについてしっくりきていない人のために説明すると、1ドルに対して100円の価値が90円など下がっていくのは、逆をいうと100円出さなければ1ドルを手に入れることができなかったのが、90円で1ドルを手に入れることができるようになっているということなので、円の価値が高くなっているとして「円高」といいます。
円安は単純にその逆ですね。
ということは、円安、つまり円の価値が低くなっている時に外貨預金(ドル)は優位なわけですから、円と相対関係にあるということはお互いに良し悪しを補い合えるというわけなのです。
そのため、なぜ円高、円安の状況になるのかくらいは外貨預金を始めるのであれば知っておく必要があるでしょう。
外国の為替が変動する要因は、
・国の金利差
・国の物価の変動
・景気
・中央銀行による為替介入
・戦争や紛争
などたくさんあります。
突発的なものがほとんどなので、事前に用意することは中々できませんが、それゆえに万が一を考えて先に外貨預金を始めておくというのも選択肢の一つにはなりうると思います。
尚、保険屋さんも積み立てなどで外貨預金を勧めてくることがありますが、保険屋さんが持ってくるシミュレーションには、円安になることを前提として作成されているものや、都合の良いように描かれているシミュレーションであることもあるので、「外貨預金=日本で預金するより増える」と安易に考えず、情勢などを考えた上で始めるようにしましょう🙆🏼♂️