実は存在する、投資相場における決まったサイクル。
どうもガブリです。
ビットコインが昨日の5日に150万円を突破しました。
ビットコインにおいては過去2番目の最高値となり、上昇率も高い状況にあります。
これについては現在行われている米大統領選挙の混乱が、投資家の避難資産としてビットコインを選択しているともいわれておりますが、こういったこととは別に投資においてはある一定の相場サイクルが存在するのです。
そこで今日は相場に存在する4つのサイクルについて書いていこうと思います🖋
何でもそうですが、投資における将来予測とは誰にとっても簡単なものではありません。
しかし時代は過去に倣って動くこともあり、こと相場においても循環しているサイクルがあるのです。
それが、
・金融相場
・業績相場
・逆金融相場
・逆業績相場
といわれるものです。
それぞれどのようなものかというと、
・金融相場
金融相場とは、景気が悪く、企業の業績なども低迷している時に“金利の引き下げ“や“カネ余り“などによって株式の投資対象としの魅力が上がる相場のことをいいます。
つまり、大きな機関や政府などが政策の中で行う何かが経済に有益な影響を与える傾向にある相場ともいえます。
金融相場では、金利、為替などのマクロな要因がミクロな要因よりも重視され、企業の業績が回復することを期待して株価が上がるのです。
しかし実際の業績回復は遅れてやってくるので、ちょっと専門的ではありますが、株価指数であるPER(株価収益率)やPBR(株価準資産倍率)が割高であっても買われることが多いです。
・業績相場
業績相場とは、景気や企業業績の上昇によって買われる相場のことをいいます。
上記で説明した金融相場の次のサイクルでは、金融緩和の効果で企業の業績が実際に回復し始めます。
業績相場では金融相場とは逆に、マクロな要因よりも個別銘柄などミクロな要因が重視され、株価が上昇することが主です。
金融相場時に割高だったPERやPBRも企業の業績が回復することで割高感が薄れていくフェーズともいえます。
・逆金融相場
その次に上記で説明した業績相場が拡大していくと、金融の引き締めを行うサイクルがやってきます。
これを逆金融相場と呼び、業績相場によって過度に景気が拡大した場合には、インフレを抑制するために政府や中央銀行が金融の引き締め、つまり貸出金利を高めに設定するなどして、お金が世の中に回りすぎないように調整します。
金利が上昇すると、投資家の資金は株式市場から「債券」などの固定金利商品に流れるのが一般的であり、同時に株価は下降方向に調整を始めます。
・逆業績相場
そして上記の逆金融相場が長引くと、金融引き締めによって景気が下降してくるので、企業業績が悪化し、株価がより下がってくる傾向になります。
そうなることで、一番最初の金融市場、つまり金利の引き下げなど景気を後押しするフェーズに転換していくのです。
しかし、何年に一度必ず定期的に訪れるようなものでもないので、今がどのサイクルの中にあるかは見極めが必要ですし、その相場によっては得意とする投資手法が上手く発揮できないなどの弊害もあります。
ちなみに、サイクルとしては金融相場の方が業績相場よりも長く続く傾向にあり、金融相場の方が相場のへの取り組みやすさが顕著になる傾向にあります。
現在は金融相場へ突入したかといった段階ともいえるので、投資においてはチャンス時期かもしれませんが、新型コロナウィルスの再襲来などのイレギュラーによってはまた相場もどんどん変わってきます。
しかしまずはこのようなサイクルを意識し、自分の投資方法と照らし合わせながら相場と戦う癖をつけていくといいかもしれませんよ🙆🏼♂️