#経済ニュースをガブリ

宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

一般的な債券とは違う「仕組債」

どうもガブリです。

 

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現在、新型コロナウィルスの感染拡大は続いている状態であり、お得に飲食や旅行ができる「Go To キャンペーン」のせいもあってか、北海道で急激に感染者が出ていることも問題になっています。

 

そんな中、経済はどうなっているかというと、世界的に先行きが不透明である状況であり、米中対立の激化懸念なんかもその一つの要因に。

 

すると国内では日銀の金融緩和政策は長期化する見通しであり、国債利回りの大幅な上昇は見込みづらい状況といえます。

 

とはいえ安全資産の一つとしてポートフォリオに組み込まれる“債券“については勉強しておいて損はないでしょう。

 

そこで今日は、その中でも通常の債券とはちょっと違った「仕組債」について書いていこうと思います🖋

 

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「仕組債」とは一般的な債券には内特別な仕組みを持つ債券のことで、スワップやオプションと呼ばれるデリバティブを利用することによって投資家などのニーズに合うキャッシュフローを生み出す構造のことをいいます。

 

ちょっといきなりカタカナが羅列したので整理しておきましょう。笑

 

デリバティブとは金融派生商品のことを表す金融用語です。

 

次にまずスワップとは、金利や通貨を交換する取引のことをいい、例えばFXでは、日本のように低金利な通貨を売却して、メキシコペソのような高金利通貨を購入すると、その金利の差額を毎日受け取ることができるなどの仕組みがあります。

 

次にオプションとは、あらかじめ約束した価格で数ヶ月後、1年後など将来に売買できる権利のことをいいます。

コールオプション(購入する権利)やプットオプション(売却する権利)などと呼ばれるものを駆使して行ったりするのが特徴です。

 

このように、一般的な債券に一癖加えた債券を仕組み債と呼ぶということで覚えておきましょう。

 

何かしら仕組みがあった方が運用として優れていると思うかもしれませんが、仕組債ならではのリスクというものもあるのでみてみましょう。

 

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・償還まで保有することが前提の債券なので、途中で売却すると元本を大きく割ってしまうことがある

 

という点や、

 

・仕組債を発行している発行者や、デリバティブ取引を行う金融機関などが債券不履行を起こした場合も損失が生じる可能性がある

 

などという点が考えられます。

 

とにかく途中解約すると損したり、仕組みが付加していることによって、その仕組みに問題が生じたりすると損するよ。という話です。

 

つまり、仕組債は通常の債券よりも高利回りでの運用が期待できる反面、金融危機などで相場の乱高下が起きると通常の債券よりも損失が出てしまうということがあり、仕組債を購入する場合にもどのようなものなのかしっかり理解して検討する必要があることには注意しましょう🙆🏼‍♂️