#経済ニュースをガブリ

宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

貯蓄っていくら貯まったら成功?

どうもガブリです。

 

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今、お金について考えている世代の多くは30代〜40代あたりの人たちかと思います。

 

なぜなら、20代はまだ将来に対してのお金の不安は現実味を帯びないという点と、50代以降は結構逃げ切っている感覚を持つ人が多いため、その中間にあたる世代が危機感を特に持っている世代かなという印象です。

 

そしてこの30代〜40代世代の親御さんたちは「バブル期」をモロに経験している世代であることが多く、そのため「とにかく貯蓄をしなさい」がお金についての口癖かと思います。

 

なぜならバブル期は定期預金であれば「6%」ほどの利息がついた時代であり、バブルが崩壊した後も貯蓄があった人がその後を乗り越えられたというイメージがある人も多いため、とにかく貯蓄は善と考えているのです。

 

もちろん現代でも貯蓄は大事なことに変わりはないですが、今日は貯蓄をちょっと違う角度から見てみたいと思います🖋

 

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そこでいきなりですが、「貯蓄はお金の価値を下げる」ということをイメージできますでしょうか?

 

すぐにイメージできた人はすでに何かしらの運用を始めている方か、ファイナンシャルプランナーなどお金のプロの方かもしれません。

 

もしイメージできなかった人はすでに“黄色信号かも“といっても過剰表現ではありません。

 

どういうことかというと、日本では長期的な目線で考えた時、基本的に物価が上昇を続けるインフレ経済といわれるものが起こっているのです。

 

例えば今100万円のお金を握りしめて、100万円で買える車を「もうちょっと先の将来で買おう」と考えたとしましょう。

 

するとその後のインフレ(物価上昇)によって同じ車の値段が105万円になったとします。

 

つまり物価が5%上がった状態ですが、この時になると同じものでも100万円では買うことができなくなりますよね?

 

現代の貯蓄ではほとんどお金が増えるということがないため、貯蓄でお金をとっておいている間に世間の物価が上がってしまったら、相対的にお金の価値は下がっていくということになるのです。

 

一応日本では「毎年2%の物価上昇を目指す」となっていますが、近年の傾向で考えるとあまり現実的ではないので、仮に毎年1%の物価上昇が起こると想定しましょう。

 

すると10年経ったころには10%物価が上昇していることになるので、お金が増えない銀行預金で置いておくと10年で自分のお金の価値は10%下がっていくことになるのです。

 

とはいえ“金融“に対して教育を受ける機会が顕著に少ない日本。

 

日本人の金融資産の半分は貯蓄となっているといわれています。

 

「元本保証されてるからお金も減らないし安全な場所」と思って預けている銀行では、実質お金の価値が減ってしまっている場所となっているのです。

 

また違った観点から見ると、年々物価の上昇に合わせて同じだけ収入を増やすことができれば実質負担は変わらないかもしれませんが、収入を増やしながら運用についても勉強して、しっかり自分の資産を運用できている人には到底資産の総量で勝つことはできません。

 

これについては本当に「知っているか知らないか」の差が大きく、もっというと、知ろうともしていない人が多いから勝とうと思ったら勝値やすいというのも金融の世界です。

 

わざわざ苦労な人生を送ろうと思う人はいないはずです。

 

勉強するのがめんどくさいからとイージーゲームを続けていると、いつの間にか人生はハードモードになってゲームオーバーになってしまうので、今のうちにハードモードを経験してパワーアップしてから、その後の人生をイージーモードにできるように頑張りましょう🙆🏼‍♂️