国債は安全だと聞くけど?
どうもガブリです。
投資を始める際には多くの方が株式投資や投資信託に興味を持つことになりますが、中級者になってくると、より安全だと言われる「国債」に投資する人が増えます。
それは安全だからという理由よりも、投資の「ポートフォリオ」とよばれる、最適保有率を高めるための手段として選ばれます。
そこで今日は、国債について改めて確認してみることにしましょう🖋
国債とは、文字の通り「国の借金」のことであり、国が発行する債権のことをいいます。
債権とは、国や地方自治体、政府関係機関などが投資家からお金を借りるために発行する証書のことであり、それを購入することで利息を受け取ることができるのです。
「国がお金を借りる?」と疑問に思う方もいるかもしれませんが、各国では国会で毎年国の予算が決定され、税収だけでは足りない部分を発行債権によって賄っており、それだけの使い道があります。(国民が納得する正しい使い方かは別として)
さらに、国債には「普通国債」と「財政投融資特別会計国債」の2種類が存在し、
・普通国債
歳入債とも呼ばれ、政府の支出を賄う資金を借りるために発行される国債のことです。
この普通国債は「建設国債」「特例国債」「年金特例国債」「復興債」「借換債」に分類され、それぞれが別の目的で発行され分類ごとに財源を確保しています。
国の投融資活動である財政投融資資金を調達するために発行される国債のことです。
普通国債の場合、利息の支払いや償還財源(返済するための資金源)には将来の税収が使われることになりますが、財政投融資特別会計国債の場合は財政融資の貸付回収金から行われます。
日本銀行ではお金を刷ることができるので、「借金するくらいならお金を作っちゃったほうがいいんじゃないの?」と思う方もいるかもしれませんが、そうもいかない理由があります。
その1つが、物価上昇の原因を作ってしまうからです。
お金をたくさん刷ることで市場に流通する貨幣が極端に増えると、貨幣価値が暴落することになります。
あまりイメージできないかもしれませんが、実際に発展途上国では現在でも貨幣の大量供給で物価の上昇が起き、札束をたくさん持っていても買い物ができないなんていうこともあるのです。
そのため、日本では政府が日本銀行に対して勝手にお金を大量に供給しないように制限をかけています。
上記のような流れで「国債」というものの存在意義が少しは理解できたかと思います。
“国の借金“というと聞こえは良くないかもしれませんが、それにより公共事業などが円滑に進み、国民の安全や便利を増やしてくれているのも事実です。
投資としてだけ見るよりも、このように背景を知ることで自分のお金がどのように役立っているのかわかると嬉しいですよね。
投資としても元本保証があって安心の国債。
改めて自分のポートフォリオの参考にしてみましょう🙆🏼♂️