#経済ニュースをガブリ

宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

もうちょっとREITについて見てみよ。

どうもガブリです。

 

昨日はJ-REITについて書いていきましたが、今日はさらにREITの特徴について深堀していきたいと思います🖋

 

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REITは現在ETFなどの市場も含めると全体で13兆円近い市場規模となっていて、株式投資にも負けない投資先の選択の一つとなっています。

 

REITとは商業施設など大きな規模の不動産にも少額から投資できるという点が人気の一つとなっていますが、その中でも「居住用」「ホテル」「商業施設」「物流施設」など対象不動産は様々です。

 

そんなREITですが、売買することで得られる収益の他にも“利回りが高い“ことでも有名で、時期によって違いはあるものの平均的な分配金利回りは現在5%を超えていたりします。

 

マイナス金利政策が始まってからは債権の利回りも低下し、株式の利回りですら平均すると2%を超える程度のものなので、REITの5%がそれなりに高い利回りだということはわかるだろう。

 

つまりREIT保有していても高いパフォーマンス性があり、売買によるキャピタルゲインも狙える商品なのです。

 

個人が融資を受けて行う不動産投資でも同様だが、不動産は物価の上昇時であるインフレ期に資産価値を高めたりするため、現金とは逆にインフレに強い商品であるという点でも、リスクヘッジのきく媒体といえます。

 

しかし注意が必要な点もあります。

どの投資においても同じですが、「投資先に対する信頼性がある程度担保されているか」という点です。

 

J-REITには債権などと同様に“格付け“があります。

 

AAA(トリプルエー)が最高位になりますが、投資適格格付けであるAAAは信頼性が高い反面、利回りが低い傾向にあります。

 

逆に最低位となるC(シングルシー)は経営破綻の可能性が非常に高い反面、利回りは高い傾向にあります。

 

そのため、通常投資では利回りが高いとされるものは魅力的ですが、バランスを考えた上で投資決断をしないといけません。

 

そして今は新型コロナウィルスによる影響を受けている真っ只中。

 

これからの市場の予想も必要になってきますが、まず現状を確認すると、テレワークが増えていることによって都心部ビルなどのオフィスの需要減少がはじまってきており、今後もこの動きは加速する可能性もあります。

 

するとREITの場合は賃料収入の裏付けとなる分配金の低下は想定しなければなりません。

 

しかしAmazonが先日の第2四半期で公表した純利益が40%増だったことからもわかる通り、物流に関しては好調なので、物流倉庫などに投資する物流REITは今後期待できる投資先となるかもしれません。

 

このように同じREITでもその先の投資先によって良し悪しが出てきたりするので、自分が考える将来のビジョンと照らし合わせながら商品を選んでみると良いと思います🙆🏼‍♂️