仮想通貨、まだ持ってる?
どうもガブリです。
2017年にとんでもない価格の上昇幅をみせた、ビットコインを筆頭とする仮想通貨。
その後、仮想通貨に対する曖昧な税金制度がある程度確率され、急上昇した価格もバブル崩壊と言わんばかりに急降下しました。
それ以外にも日本最大の取引所である「コインチェック」に50億円を超える損失を出したハッキングが発見されるなど、仮想通貨のイメージを悪くする一方で時代は進んでいきます。
さらに仮想通貨は2020年5月に正式に「暗号資産」と呼ぶことが決まりましたが、それすら未だに知らない人が圧倒的に多いほど見放された市場とも言えるかもしれません。
しかし、2020年7月終わりには2017年末に記録した過去最高に次ぐ高値を更新し、再びスポットライトが当たっているのです。
そこで今日は、仮想通貨改め“暗号資産“のメリットやリスクをおさらいするとともに、どのようなものなのか振り返ってみましょう。
まず暗号資産とは何かということについては、少なからず何かしらのイメージがあるかとは思いますが、多くの人がイメージするのは「ビットコイン」だと思います。
むしろ「暗号資産=ビットコイン」と思ってる方すらいるようですが、実は暗号資産は現在600種類以上存在します。
インターネット上で取引できる電子データ資産のことで、少々難しいですが、「ブロックチェーン」という特殊な技術を用いてその電子データの信頼性を担保しています。
日本で買い物する場合のスタンダードは「円」ですが、円は日本銀行が発行しているので発行主体の存在する通貨です。
しかし暗号資産は発行主体や管理者が存在しないので、先ほども書いた通り、ブロックチェーンという技術で不正が行われないようにしています。
このような新しい技術で信頼性を担保するという性質に対して疑心暗鬼になる人がまだ多い状況ではありますが、常に新しい技術から新しい時代は生まれているので、これもまたその一つになるかもしれないという可能性は感じておく必要はあるでしょう。
それでは「円」と違って暗号資産を用いるとどのようなメリットがあるのか。
例えば「円」の場合、AさんからBさんに1万円を振り込むとすれば、「銀行」という媒体を通して円を送金することになりますよね?
しかし、暗号資産を使えば、何かを媒体にすることなく個人間で直接送金することができます。
これによるメリットは、暗号資産の場合は媒介者がいないので「手数料などがほとんどかからない」という点は大きなメリットです。
さらに、銀行の場合には各銀行によって「月の第〇〇曜日は使用できません」とか「年末年始はATMの使用ができません」などルールがありますが、暗号資産ではそのような縛りもありません。
これが世界的にスタンダードになってくると、円をドルに変えたり、ドルを円に変えたりなどもせず、暗号資産で世界のモノやサービスを受け取ることすらできるのです。
じゃあなんでそんなに便利なものがあっという間に世界に広がらないかというと、もちろん楽観的な見方だけではないという点があるからです。
それは、銀行などの責任者がいないため、暗号資産そのものの価値を誰かが保証しているものではなく、その価値は急激に上がったり下がったりすることもあります。
例えば「1ビットコイン」を円にして100万円の価値で手に入れた翌日、その価値が円にして90万円になっている可能性も現状大いにあり得るのです。
そのくらい価値の絶対値が不安定であるという点と、冒頭でも述べたように、ハッキングなどによるセキュリティ上のトラブルやシステム障害などのリスクもゼロにはできていないという点などが懸念点でもあります。
とはいえ、600種類ある暗号資産の中でも、特にメジャーなビットコインなどの暗号資産はブロックチェーンの技術によるもの以外にもその存在価値を大いに見出せる点は多くあり、これからの時代のスタンダードになっていく可能性を多分に秘めていると私は考えています。
いわゆるそのへんの「詐欺」などと同等かのように扱われてしまうことすらある暗号資産ですが、知れば知るほどその可能性も反面的に持ち合わせたものであることは多くの見識者も公言しているので、またこの時代に改めて暗号資産について調べてみるのも良いと思います🙆🏼♂️