お金を稼ぐ選択として法人化を目指すとどうなるのか。
どうもガブリです。
法人も個人と同様に税金の支払いがあります。
普段サラリーマンをされている方は会社が行う「年末調整」によって所得税の支払いを確定させているので、あまり税金に関して"払っている"という感覚はないかもしれません。
なので今日はこれから会社を作ることに興味があるという方のために法人を作るとどのような変化があるのかという点について書いていこうと思います🖋
まずサラリーマンと大きく違ってくる点は、税引き前の利益を経費として使用することによって課税収入を減らすことができるという点です。
サラリーマンの方はあまりピンとこないかもしれませんが、ものすごく簡単に説明すると、サラリーマンの方は収入を得た時点で既に税金が取られた上で受け取っているのですが、法人はもらった収入を使ってから、残った金額に対して税金を支払えば良いということになっています。
そしてその法人が支払うべき税金の名を「法人税」といいますが、その内訳は国税である“法人税・地方法人税“と地方税である“法人事業税・法人住民税“です。
ニュースなどでたまに見る「脱税事件」などはいわゆるこの法人税を納付しなかったり、納付すべき金額よりも不足していたりすることが理由で起こっています。
この脱税事件の発覚については、毎年定期的に調査が行われているわけではなく、納税者である法人が税理士などに委託して法人税額を計算し、申告期限までに税務署や国税庁に申告するという流れになっていて、一定期間ごとに税務調査が行われた際に発覚することがほとんどとなっています。
つまり抜き打ちテスト的に不定期なので、常に正しい税額計算が必要であり、サラリーマンよりもこの辺りの手続きは非常にややこしいものとなっています。
さらに、よく“個人事業主“と“法人“の違いについても曖昧な方がいますが、個人事業主は例えば売り上げが上がらず、損失があった際には3年間までしか繰り越しはできません。
どういうことかというと、今年100万円の赤字だった場合、来年100万円までの利益に対しては税金がかからないとするものです。
これについては法人の場合、個人事業主の3年と違って、10年間繰り越しが可能となっています。
後は単純に個人事業主よりも法人の方が信頼性が高いという点があります。
現在ではフリーランスと呼ばれる、能力の高い個人の方も増えているので、場合によってはその能力をかわれて仕事がたくさん入ってくるという方も増えているかと思いますが、それでもやはり個人事業主だと相手にしないという企業がいまだに多いのも現実です。
これについては古くからの慣習的な意味合いも強いですが、実際に個人事業主よりも法人の方が経営を簡単には止められないという傾向もあるので、大きな会社ほど法人を好んで仕事をしようとするのはある程度自然なことなのかもしれません。
このあたりは昨今「ジョブ型雇用」も増えているので、だんだんと解釈は変わってくるかと思いますが、現在での違いと言えるでしょう。
その他にもたくさん違いについてはありますが、ここ数年ではファッション的な意味合いで起業をする方も増えていて、つまり「カッコいいから」的な発想で経営を始めると大変なことになってしまう可能性もあります。
サラリーマンよりも税制的に有利だったり、成功すれば青天井に収入は上がっていきますが、まずはじっくりと良し悪しを検討してから具体的に動いていくようにしましょう🙆🏼♂️