マイナポイントのなるほど。
どうもガブリです。
今年は新型コロナウィルスの影響で、感染予防のため外に出る機会が減り、政府が国民に一律10万円の給付などを行いました。
その際、紙による郵送とマイナンバーカードによるオンラインでの手続きがあって、オンラインの方が給付金の受け取りが早いとの噂から、これを機にマイナンバーカードを作る人がたくさん増えました。
さらに今年9月から「マイナポイント」なるものが始まるとのことで、「何それ?」という方もいるかもしれません。
そのため、今日はマイナポイントについて書いていこうと思います🖋
マイナポイントとはマイナンバーカードを介してキャッシュレス決済サービスを買い物などで使用すると、特別なポイントが還元されるというシステムだ。
国もこれを斡旋しており、「今のうちに早くマイナンバーカードを作っておかないと損するよ!」といった風潮すらあります。
では実際にはどうなんだろうか。
まずマイナポイントを受け取るためには、前述の通りマイナンバーカードの作成が必要。
さらにマイナンバーカードを取得したら、マイナポイント付与に必要なIDの発行をスマホやPCなどで行い、好みのキャッシュレス決済と紐付けをすれば完了という流れだ。
すると来年2021年3月までに使用したキャッシュレス決済金の25%がポイント還元されるという仕組みで、上限は5,000円となっている。
家庭を持っている方であれば年齢に限らずお子さんも1人にカウントされるので、全員分のマイナンバーカードをこれを機に作成すれば、例えば4人家族の場合は最大20,000円の付与が可能といったかたちになります。
とまぁここまで見てみると、とにかくお得だし作っておいて損はない!と思われる方もいるかもしれないが、注意が必要かもしれない。
それは何かというと、いわゆるお店のポイントカードと似た性質を持っているということだ。
お店独自のポイントカードはなぜ存在するかというと、「どうせ買い物するならポイント貯まるしあのお店にしよう」という心理を働かせるためであり、実際にほとんどの方がそのような心理で買い物をしているかと思います。
しかし、例えば隣のお店ではリンゴが80円で売っているのに、ポイントが貯まるからといっていつものお店でリンゴが100円だったら果たしてお得なのだろうか?
もちろんポイントの還元率によるわけだけど、時に“ポイントを貯める“ということに優先順位がもたらされることが無意識にあることが多いのです。
話は戻って、ではマイナポイントの場合ではどうかというと、4人家族で20,000円のポイントを受け取るには8万円使わなければならないということになります。
家計が厳しいからマイナポイントはお得と考えても、そもそも最大ポイントをもらうためにはそれなりにお金を使わなければならず、さらには指定のキャッシュレス決済でなければなりません。
そのため、節約してはポイントは貯まりづらいため、欲しい人ほど恩恵を受けづらいとも言えるかもしれません。
さらに還元されたポイントには使用期限もあります。
せっかく貯めたポイントも、期限が迫ってきたという理由でもったいないから使用するというような使い方では本末転倒です。
まずは“どのようにしてポイントを貯めるのか“、“貯まったポイントは何に使うのか“などしっかり考えて始めるようにしましょう🙆🏼♂️