つみたてNISA。
どうもガブリです。
昨今、2,000万円問題から始まり、コロナ禍によって将来について不安なお金のことについて相談されることが増えています。
そんな中、居住系の収益不動産は株式等に比べて利益の乱高下があまりなく、人気が高まってもいる状態でもありますが、やはり投資をこれから始めようとする人の中には「不動産は高いから。。」とリスク管理ができないゆえにどうしても少額で始めたいという意識を持たれている方もたくさんいます。
このあたりは多くの人と話をしてきた経験からしても、「性格だからしょうがない」と言いざるを得ないところもあります。
もちろん年齢や現在の総資産から考えたときに、通常に比べて少しリスクを取ってでも資産を増やそうとするフェーズなのか、逆に資産の目減りを覚悟して投資を行わない方が良いと言えるのかの指標は多少あります。
簡単に言えば、若いうちは多少リスクを取ってでも資産の増額を狙った商品に投下した方が良くて、理由は「労働収入による回収が可能」だからです。
しかし、残り少ない労働年数となる年代となるとリスクを取って投資を始めた場合に、仮に狙い通りの運用とならなかった場合に取り返しがつかない可能性もあります。
その中でも投資について相談を受けることが多いのは若い世代の方たちですので、まずは「リスクを多少取っていきましょう」と説明しても「いやー、お金なくなるの怖いので」と、"お金は増やさないと将来が不安だけど、リスクは取りたくない"という方が一定数いるのです。
リスク無しで資産を増やしていくのはもちろん不可能なのですが、そんな方に説明させていただくのが、
つみたてNISA
「積立」という響きだけで安心する方が多いように、大きなリスクを取らずに堅実に貯めていくイメージがあるでしょう。
そして、このNISAというものが知らない方には結構喜ぶ要素が多い印象です。
NISAとは元々イギリスにあるISA(イーサ)という個人貯蓄口座の制度で、そのN(日本版)がNISA(ニーサ)です。
非課税対象となる年度毎の上限金額を設けた上で運用可能な個人口座で、2014年から始まった「NISA」と2018年から始まった「つみたてNISA」でもその内容は少し変わります。
※SBI証券HPから抜粋
画像の通り、通常のNISAは年間で120万円までの投資額であればそこからいくら増えても税金はかからないという仕組みで、口座開設から5年間非課税期間となります。
普通は株式投資等で増えたお金は、増えたお金の20.315%税金を納めなければならないので、この違いは非常に大きいものです。
そしてそのNISAのつみたてバージョンというと、さすがに積立として最長5年では短いので、こちらは最長20年、積立用なので年間の上限額も低めに設定されています。
ただ、毎月3万円積み立てても年間36万円、つまりこの運用に対する利益は非課税なので、結構お得だと思います。
さらにつみたてNISAでは指定の口座と連携することで、自動引き落としも可能なので、給与口座と連携させておけば積立忘れもありません。
とはいえNISAそのものはシステムであり、投資商品ではないので、「何に投資するか」は自分で決めなければなりません。
しかし、積立の場合は個別株などではなく投資信託で運用可能なので、手数料が安いインデックスファンドで選んでおけばだいたい間違いはありません。
これだけ情報が溢れている世界なので、情報に価値がなくなってきた今、このようなことを学んで"動き出せるか"が将来の自分を良くも悪くもするので、まずは少額投資からでも何か始めてみましょう🙆🏼♂️