再建築不可物件の活用法。
どうもガブリです。
昨日は再建築不可物件とはなにか?について書いていきましたが、ネガティブなイメージを持たれる再建築不可物件について、もう少し深掘りしたり、有効活用方法まで考えていきたいと思うので、今日はそのことについて書いていこうと思います🖋
昨日の記事では、再建築不可物件を購入した場合に災害等で物件が倒壊すると再建築ができず、そこに住むことを断念することになるという旨について触れましたが、その後売却が難航した場合に考えられるネガティブな面に関して考えてみると、
固定資産税が高くなる。
という点です。
なんとなく建物が建っている土地の方が税金が高くなりそうなイメージがありますが、実は建物が建っていない方が税金は高いのです。
理由は、
「住宅の敷地で住宅1戸につき200平方メートルまでの部分(小規模住宅用地)については、課税標準を登録価格の6分の1とする。」
というルールが存在するからなのです。
つまり、更地になってしまうと建物が建っていたときに比べて固定資産税が6倍にもなってしまうという計算です。
たまーに人が絶対に住んでいないようなすごくボロい家があるのはこれが理由であることがほとんどです。
じゃあどうすればいいのか。
そのことについても考えてみましょう。
これについては、例えば「建物の建築がダメなら駐車場などにして土地活用するのはどうか。」など考える人もいるかもしれませんが、そもそも不便な場所であるゆえに再建築不可になっているわけなので、あまり有効的ではないかもしれません。
すると、ここで逆転の発想をしてみたときに、「再建築できる土地に変えちゃえばいいんじゃないか?」というのも面白そうです。
昨日の記事で書いた通り、再建築不可の物件の特徴は接道道路の狭さにあるので、接道道路の中心線から2m以上になるように、建物を建てる場所を後退させるという術があります。
このあたりは役所で測量図などを閲覧して確認する必要がありますが、測量図等を取得したい理由を伝えればおそらく役所の人が必要な書類を用意してくれるはずですので、まずは聞いてみるといいかもしれません。
あとは、後退させるほど土地がない場合はどうするか。
これについては隣接する土地の所有者から土地を買い上げて、現所有の土地と繋げて建築可能な広さにしてしまうということも検討できそうです。
もちろん土地の購入にはお金がかかりますが、再建築不可のまま土地を売却しようとするよりも、建築可能にした上で売却した方が価格も高く反映することができるので、うまくいけばむしろ収益が出るということも考えられるでしょう。
逆をいえばこのようなテクニックを駆使することができれば、あえて安い再建築不可の土地を購入して、建築可能な状態に仕上げてから売却するというスキームも投資テクニックとして通用する可能性もあるため、覚えると面白いかもしれません。
ネガティブをポジティブに変えることができる人はどの分野でも強いので、皆さんも思考の転換による恩恵がどこにあるのか、探してみましょう🙆🏼♂️