#経済ニュースをガブリ

宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

保険が色々変わろうとしている。(前編)

どうもガブリです。

 

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つい先日、金融庁が生命保険の勧誘時に公的保障の説明をすべきとの規制強化を検討するというニュースがありました。

 

つまり金融庁が保険屋さんの営業手法に対して注文をつけるかたちとなり、過去の例を見てもあまりないことが起きようとしています。

 

これってどういうことかというと、私たちは会社員などであれば社会保険を毎月支払っています。

 

しかしこの社会保険料の支払いによって受けられる公的な保障があることをなぜか多くの方が知らず、「医療手続きにおいて3割負担になる」くらいのサービスしか知らない人がたくさんいます。

 

そのため、保険屋さんは過剰に消費者に対して不安を煽り、社会保障によって補える範囲の保険にも加入させてしまうということがたくさん起きているのです。

 

これっていかに多くの方が保険を信頼し、加入しておくべきものだと他人任せに考えているかということでもあり、やはり自身の将来は自身で管理しなければならないと改めて思わされるニュースでした。

 

そしてさらに今日は、IT時代の保険の変化についても注目していきたいと思います🖋

 

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これまでの保険販売といえば、あらかじめ決められた保険料を支払うことで、その後ケガや入院があったりした場合に保険金が受け取れるというのが一般的かと思います。

 

しかし今、デジタル環境を利用して「スマートインシュアランス」という技術が保険商品として登場しているのです。

 

スマートインシュアランスとは、これまでの保険商品や保険サービスなどに対して最新のデジタルテクノロジーやITを活用した次世代の保険商品、保険サービス、保険処理のことを総称する言葉です。

 

いわゆる次世代の保険商品なわけですが、次世代保険商品でも大きく分けて2種類存在します。

 

まずは、デジタル技術を活用した保険商品。

 

これまでの生命保険や損害保険商品は保険料を決める基準として、例えば自動車保険であれば、車の種類や運転者の年齢、さらに担保すべき補償や無事故等級などの情報をもとに年間の保険料が決定するようになっています。

 

その他にも生命保険や医療保険にもそれぞれ保険料判定基準がありますが、近年におけるコンピュータ及び各種センサーの小型化や高性能化への変化や、人工知能やITデジタル技術の発達によって保険料の決定方法にも変化が出てくることになります。

 

つまり、単純な属性等の判断で保険料が決定されるだけでなく、コンピューターによって保険料が変動すべきタイミングを見極め、最適な保険料を適用する保険商品などもすでに登場したりしています。

 

あとは、オンデマンド型保険商品。

 

これまでの保険商品は保険期間が1年〜数十年という単位で保険契約をしていましたが、デジタルの普及によって必要な時に必要なリスクに対して必要な機関だけ保険の申し込みができるということが可能になってきています。

 

ではこれらの具体的な保険商品の例についても見ていきたいと思いますが、それは明日書いていこうと思うので、それでは、また🙆🏼‍♂️