保険が色々変わろうとしている。(後編)
どうもガブリです。
不動産投資入門 | 山中 龍也 | 金融・ファイナンス | Kindleストア | Amazon
昨日は保険について改めて考えるとともに、これから保険業界はどのような変化していくのか、実際に変化していっているのかなどについて書いていきました。
そこで今日は保険業界がデジタル社会においてどのような商品を発表しているのかなど具体的なことについて書いていきたいと思います🖋
これまでの保険商品はあらかじめ決められた保険料を支払うことで、必要に応じて保険金が受け取れるというのがスタンダードでした。
しかしデジタル技術を駆使することでより精密な判断が可能になっているところもあり、それによって新しいビジネスモデルが誕生しています。
デジタル保険商品には大きく分けて「生命保険」「火災保険」「自動車保険」などがありますが、では実際にそれぞれの特徴について見てみることにしましょう👀
・生命保険
生命保険は保険商品の中でも特にスタンダードな商品ですが、これまでは加入時の年齢や健康状態などを基準に保険料が決まり、契約内容の見直しの時期までは同じ保険料を支払い続けるというのが普通かと思います。
しかし現代ではスマートウォッチなどの家庭用の医療関連機器が増えているということもあって、常に体温や心拍数、血圧や血糖値などが把握できるようになっています。
それによって記録された通知などから健康状態を知り、その時に必要な保険の内容や必要なだけの保険料を算出することができるので、商品提案をする方もされる方も便利な時代になってきています。
・火災保険
火災保険はマイホームだけでなく賃貸住宅においても加入することが多く、その内容などは理解しておいた方がお得になったりしますが、現代では電力自由化に伴って、各戸に設置されているスマートメーターを利用することでそれぞれの時間ごとの電気使用料を把握することができるようになっています。
さらにはロボット掃除機は空間を把握して動いたりするので間取り把握に貢献していたりしますし、スマートスピーカーが生活の一部に馴染んでいる家庭もたくさんあるかと思います。
これら家電の使用状況や、スマートアイテムを利用することでわかる居住者の生活スタイルなどを把握することで家の中身が見えてくるので、そこからわかってくることをヒントに新しい保険のかたちを提案することも今後はできていくのではないかと思います。
自動車保険は車を運転している時の事故などのリスクに対する保険ですが、保険料は車の利用頻度や車の種類や年齢などによって区分されて価格が決定しています。
ただ、これについても現代ではドライブレコーダーやセンサーなどがついている車がほとんどなので、それらによって運転情報を記録し、そのデータに基づいて保険料を決定する自動車保険というのもすでに誕生しています。
さらに、1日単位で加入することのできる保険などもあり、スポーツイベントの日なんかに限定でネットから加入することなども可能です。
つまり、これまでのように保険屋さんを前にして手続きする必要すらなくなっているので、ネットから簡単に申し込めるほど簡易的になっており、その利便性は増しています。
しかしその反面、商品を理解していないと何を選んで良いのか分かりづらいというのはデメリットにもなりかねないので、消費者である側もそれらを理解するように努め、保険業界は消費者に理解してもらいやすいわかりやすい商品を生み出していく努力が必要になってくるかと思います。
多くの人が加入している保険ですが、これからの変化にも対応できるよう、ある程度はアンテナを張っておくようにしましょう🙆🏼♂️