#経済ニュースをガブリ

宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

暗号資産は投資?投機?

どうもガブリです。

 

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投資と似た言葉として「投機(とうき)」と呼ばれるものがあります。

 

言葉は似ていますがその性質は違うものであり、これを理解しないことで失敗につながってしまうこともあるかもしれないので、今日は投資と投機の違いとは何なのかなどについて書いていきたいと思います🖋

 

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結論から言うと、投資は将来の成長性などを見越して中長期的にお金を投じることを言います。

 

そしてもう一つの投機は、短期的な相場の上昇、下落を見越してお金を投じることを言います。

 

つまり投機の方が投資に比べてギャンブル的な要素を含むものになるのですが、それがゆえに暗号資産なども相場の上下落率が大きいということでよく「暗号資産は投機だ」などと言われることも多くなっています。

 

ではギャンブル要素の高い投機を避けるべきなのかというと、それも目的によって異なります。

 

投機で利益を出すためには短期的な市場の上下落を予測しなければならないので、中長期投資よりも難易度は高いとされていますが、具体的にどのようなスキルが求められるかというと、まず短期の価格変動というのは実体経済などに基づいた価格変動ではないので、チャートの動きのクセなどを読み取って取引することが求められます。

 

しかしチャートの動きも常に変則的なので「こうなったら次はこうなる」という絶対的正解はもちろんありません。

 

すると短期的に連続性を持って売買するといった方法なんかも取ることになり、さらにはそこにレバレッジをかけて取引なんかすると、その分リスクは上昇することになるのです。

 

しかしリスクをとって取引をするということはそれだけ収益のチャンスを得るということでもあるので、儲かった場合の利益もそれだけ大きくなる可能性はあります。

 

とはいえ再現性の高いものではないので、「〇〇%の価格上昇があったら利益確定をする」とか「〇〇%の資産減少率が確認されたら損切りする」などのルールは必須で、初心者が投機を狙って短期投資を繰り返すとほとんどの方が資金を失うことになるのです。

 

でも、例えば今100万円が手元にあって、1年後に1,000万円にしたいと考えた場合には短期投資で狙っていくしかない場合がほとんどで、その1,000万円を次の1年で1億円にしたいと考えればやはりそれも短期投資によって稼いでいくしかありません。

 

投機によって富裕層になる人の特徴ではこのような方法で資産を一気に増やし、その後は数億円をリスクの低い数%の年利で運用していくなんてことをしている人もいたりします。

 

つまり、目的が短期的な投機のリスクを背負ってでも儲けるということであれば投機そのものは挑戦の余地はあるでしょう。

 

ただ、投資のように中長期的な運用を行う場合には例えば複利などの効果を活用することによって、効率よく淡々と利益を確保するということも可能なので、特段大きなリスクによって資産を劇的に増やす目的がなければ中長期投資の方が良いかと思います。

 

これらが理屈的に理解できると「暗号資産が投資なのか投機なのか」問題についても独自の見解が見えてくると思いますし、中には一概に暗号資産であるからといって投機とはいえないケースもあるかもしれません。

 

このような細かいことでも意味合いが異なるものについては区別できるようにしておきましょう🙆🏼‍♂️