#経済ニュースをガブリ

宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

投資信託における勘違いとかなんとか。

どうもガブリです。

 

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投資の初心者が始めやすい王道の投資先といえば「投資信託」。

 

少額で投資できるということや、プロにお任せできるという観点から人気となっていますが、このブログでも投資信託の手数料などについては気をつけようと何度か書いています。

 

ただ、それでも未だに多くのファンドが増え続けるのは、やはりどんな種類の投資信託にもそれなりにお金が集まっているのだと思います。

 

投資信託の種類によってコンセプトやパフォーマンス性が変わりますが、それを理解して投資しているのならまだしも、「とりあえず始めてみるが吉」と考えて損をしてしまってはもったいないですよね。

 

例えば「アクティブファンド」よりも「インデックスファンド」の方が長期的にみるとインデックスファンドの方が投資成績が良いことなどについては過去にも紹介しているので、今日は「分配金」についてや「投資信託による分散投資の意味合い」などについて書いていこうと思います🖋

 

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株式投資などでもそうですが、投資信託にも「分配金」といって定期的に収入となるような仕組みがあります。

 

売買するのは、短期売買であればあるほど価格の上下に投資成績の良し悪しが反映するので、商品を持っているだけで定期的に分配金がもらえるという仕組みは非常に魅力的かと思います。

 

しかしこの分配金、確実に貰えるものではないというのはご存知でしょうか?

 

身近なもので比較すると、例えば「預金」なんかは預けている金額に応じて「利息」というかたちで必ず定期的に振り込まれる金額があります。(現在の預金金利は微々たるものなのでほとんど増えませんが。)

 

しかし投資信託ではプロが行なっている運用成績が良くなかった場合、分配金が安定しないということがあるのです。

 

とはいえ、分配金の大小でファンドを決めようとする人がいますが、分配金の大小でファンドの良し悪しを判断するのは良くないのでオススメしません。

 

分配金の中身が重要で、ファンドが公開している「請求目論見書」や「運用報告書」は基本的に見るようにしましょう。

 

これら目論見書等をめんどくさがって見ずに投資をしている人がいますが、めんどくさくても必ず見てください。

 

それをめんどくさがって投資するくらいなら向いてないので辞めた方がいいと言えるくらい、目論見書等の内容は大事なものになっています。

 

後は、投資信託のイメージとして「プロが色んな投資商品をパッケージしてるのでそれだけで分散投資効果が高い」とのイメージを持たれている方が多いように感じます。

 

分散投資というのは、あらゆる可能性を検討した上で、お互いのリスクを補い合うために行う投資手法ですが、例えば「日本の株式や債券だけで保有していると将来的に不安なので、海外の株式や債券を含んだ投資信託分散投資をしよう」と考えたとします。

 

するとグローバル思考のファンドを選ぶことになりますが、ここで大事なのは「そのファンドが購入している株式は"海外"とはいえどどこの国のものなのか」まで把握する必要があるでしょう。

 

例えばヨーロッパとアメリカでは日々起こる投資リスクが結構違ってきます。

 

グローバル系の投資信託ではアメリカを中心としてほとんどアメリカ株などで構成しているものもあるので、仮にアメリカそのものに経済的ダメージが起こってしまった場合には、その投資信託価値もそれに応じて下がってしまうわけです。

 

アメリカの株式市場と日本の株式市場の動きは結構連動していたりするので、「日本株と海外株で分散投資」と思っていても、共にダメージを食らってしまうなんてこともあります。

 

「だからヨーロッパが良い」ということではないですが、これらそれぞれに考えられるリスクをしっかりと把握していないと、分散投資しているつもりでできていないということが起きるので注意が必要です⚠️

 

そのためにも、株式や債券だけでなく、金や不動産などの実物資産や暗号資産などの比較的新しい投資対象にもアンテナを立てて、何がいつどのような状況で価格が推移していくのかなど観察するようにしましょう🙆🏼‍♂️