投資判断は自分でも気づきにくい潜在的なものを知ることで強化される。
どうもガブリです。
投資を始めようと考える場合、投資の基礎を学ぶ書籍や雑誌なんかを読んで勉強することもあるかと思います。
しかしロジック的なものはそれらによって学べるものの、投資を実際に始めてみると、予想以上に感情的なものが邪魔してくるため、自分をいかにコントロールできるかについても大事なポイントとなってきます。
そこで今日は、知識だけではうまくいかない投資について、他にどのようなことを気にするべきなのかなどについて書いていきたいと思います🖋
まず知っておきたいのは先入観が邪魔をする「アンカリング効果」について。
アンカリング効果とは、もともと知っている情報などの影響を強く受けて判断してしまうことをいいます。
例えば、株式投資をする際に、ある個別の銘柄について上昇していく傾向にあることが専門家によって予想されたとします。
すると現在価格がその予想金額よりも低い場合、「今は割安なんだ!」と判断してその個別銘柄を購入したとしましょう。
しかし結果的にその個別銘柄には気づきにくいリスクが潜んでいて、実際には現在価格よりも低い価値しかなく、その後価格が下落してしまうといったケース。
このように、情報に踊らされてしまうようなことになるのがアンカリング効果の怖いところ。
つまり情報を得るためにアンテナを張っている必要はありますが、その情報に踊らされてしまうことも危険なため、その情報を自分自身で幅広く解釈できるようにしておかなければなりません。
次に「確証バイアス」について。
それは自分にとって都合の良い情報に触れた時にそれを強く信じてしまうというようなことをいいます。
例えば、年利50%が手堅く稼げる投資というものを紹介されたとします。
その投資のロジックについても詳しく説明され、なんだか信用に値するものではないかと思った場合、仮に身近な人から否定的な意見を言われたとしてもその注意を軽視してしまうなんていうケースです。
実際に年利50%が手堅く稼げる投資など基本的には存在しませんし、ポンジスキームと呼ばれるような詐欺のようなものだったりすることもあります。
これは投資初心者によくあることで、ポンジスキームと呼ばれる手法では、最初は実際に稼げてしまったりするので、信用している人から勧められたりすると簡単に信じてしまったりします。
しかし最終的には大金を持って逃げられてしまうので、信用に値する情報に触れたとしても、自分自身で反対意見を構築する癖を身につけ、仮にそれでも信頼できるなと考えるようであれば、なくなっても良いと思える程度の金額でやってみるなど、正しい判断がいつでもできるようにしておきましょう。
後は「現状維持バイアス」について。
人は現状を維持しようと考えている時が一番精神的に楽だったりするため、実際には客観的に見て明らかに変化を求められるような事態であっても現状維持してしまおうとすることを現状維持バイアスといいます。
例えば、現状所有している株式があって、その価格が下落している状況の時に、それを損切りして他の銘柄をあらためて所有した方が良いという場合があったとします。
しかし「新しい銘柄を選ぶのが面倒くさい」「もしかしたら価格がまた上がるかもしれない」などと理由をつけ、さらに赤字を拡大してしまうなんていうシーンもあるでしょう。
こういった事態を避けるためには、事前に「どういった場合には損切りする」など決めておくことも大事ですし、このまま現状維持することによるプラス面とマイナス面を冷静に判断できるように考えられるようにしなければなりません。
このように、いろいろな感情と向き合って、それに打ち勝ってこそ投資に成功は訪れるので、自分が潜在的にどのように動かされてしまうのかをきちんと理解して投資するようにしましょう🙆🏼♂️