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話題の「FIRE」。その方法は?

どうもガブリです。

 

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早期リタイヤを意味する「FIRE」ですが、定年が60歳〜65歳と言われる現代において、それよりも早くリタイヤし、第二の人生を早いうちに始めるというものです。

 

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そのFIREですが、FIREを可能にするための指標として、

・年収に対する貯蓄の割合=貯蓄率

 

というものがあり、必ずしも年収が高い人しかFIREが可能ということではありません。

 

ここでいう貯蓄率とは、銀行預金ではなく「資産運用=投資」を意味するもので、例えば「貯蓄率10%」となれば収入のうち10%を投資に回すことを意味しますし、「貯蓄率30%」となれば収入のうち30%を投資に回すことを意味することになります。

 

すると後はその貯蓄率によって拠出した投資額を何%のリターンで運用するかによってFIREまでの年数が決まるようになっているのです。

 

例えば世界視点の金融商品を対象にインデックス投資を行った場合、年間で5%程度の利回りを得ることは現実的にあり得ることですが、貯蓄率30%の人が年間5%で資産運用したとするとFIREまでの期間は30年弱、貯蓄率50%であれば年間5%で運用したとするとFIREまでの期間は17年ほど。

 

こんな感じで、あくまで「収入に対していくら拠出してどれだけの運用成果を上げるか」という視点でのみ指標が成立するので、「年収1,000万円の人の方が年収500万円の人より2倍早くFIREを達成できる」ということではないのです。

 

上記で言うところの運用成果については重要なところで、貯蓄率30%の人が年間3%で資産運用したとするとFIREまでの期間は35年ほどになってしまうため、たくさん拠出すれば良いわけでもないのが難しいところではあります。

 

しかしFIREの方法についてもこのような単純計算だけに収斂されるわけでなく、FIREにも複数の種類が存在するため、自分に合った方法を見つけると良いでしょう。

 

そこで具体的な種類について少し紹介しておきます。

 

①Fat FIRE(ファットファイア)

ファットファイアは不労所得のみで生活することを目的とするFIREで、資産がたくさんあることでその資産を運用することによって受け取れる収益だけで生活ができる状態を作り上げる方法をいいます。

 

②Lean FIRE(リーンファイア)

ファットファイア同様に資産による不労所得で生活するというものですが、日々の暮らしがリッチかどうかの違いがあります。

つまり不労所得によって生活するものの、倹約を前提とした生活が基盤となります。

 

③Coast FIRE(コーストファイア)

コーストファイアは不労所得によって生活できる状態を作りつつも、趣味的に仕事もして労働収入を得るという方法です。

労働には「社会貢献」という側面があるため、自身の生活を他人のために使うことで精神的に生活をリッチにしていくことを目的とした方法ということになります。

 

④Barista FIRE(バリスタファイア)

いわゆるセミリタイアを意味するもので、完全なFIREを前提とするのではなく、労働収入で生活しつつも不労所得を同時に形成していくというものです。

身体が健康なうちは労働収入による収入も大事なもので、プラスアルファを不労所得によって賄っていくスタイルなので、多くの人がイメージしやすいFIREの方法と言えるでしょう。

 

これらは大まかなFIREの種類になります。

 

FIREを達成するためには「今できること」から計算するのではなく、「〇〇年までにFIREを達成するためには今〇〇をする必要がある」と逆算する必要があるので、FIREを目指したいという方は是非逆算による資産形成のクセをつけていきましょう🙆🏼‍♂️