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不動産の「小口化商品」について。

どうもガブリです。

 

不動産投資入門 | 山中 龍也 | 金融・ファイナンス | Kindleストア | Amazon

 

不動産といえば高額であるがゆえに敷居が高いと認識されていますが、不動産に対して投資するということにおいて、現物の不動産を購入するという以外の選択肢も存在します。

 

その一つが不動産の「小口化商品」。

 

小口化しているという名の通り、少ない元手で凍死することが可能であり、一定の人気があります。

 

そこで今日は、不動産の小口化商品にはどのような特徴があるのかなどについて書いていきたいと思います🖋

 

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不動産小口化商品は、不動産を小口化することで一口単位での売買を可能にしたものであり、投資額に応じて売却益や家賃収入を投資家に分配するという金融商品です。

 

こういった説明を聞くと、不動産投資にある程度詳しい人であれば「REIT(リート)のこと?」と考えるかもしれませんが、不動産小口化商品とREITにはいくつかの違いがあります。

 

REITも少額から始められる不動産投資の一種ですが、不動産小口化商品は実際の不動産に投資するという特徴があるのに比べ、REIT証券取引所を通じて証券を購入するというかたちになります。

 

そのため、不動産小口化商品は物件が選べるにも関わらず、実際に現物投資する場合に比べて不動産を管理する必要がないという点でメリットがあります。

 

では、具体的なメリットやデメリットなどについて見てみましょう👀

 

まずはなんといっても少額から始められるという点です。

 

数万円から始められるものもあるので、気軽に不動産投資を始められるのは現物投資に比べると大きな違いとなります。

 

そのため、複数の投資先を選択して分散投資をすることも容易であり、不動産を1件所有している場合に比べてリスク分散がしやすいのは大きなメリットです。

 

ちなみに不動産小口化商品には大きく分けて3種類の商品が存在するのですが、それぞれの特徴についも見てみましょう。

 

匿名組合

匿名組合型は事業者に資金を出資し、利益の還元を受けるタイプの商品です。

匿名性が高いということと、初期費用を抑えられるのがメリットとなります。

 

・任意組合型

任意組合型は不動産の現物に出資し、他の出資者と持分を共有して利益を受け取るタイプの商品です。

不動産小口化商品では現物不動産同様に路線化や固定資産税評価額をもとに相続税評価額を計算するので、持分を共有できる任意組合型は相続税対策としてもメリットがあります。

 

・賃貸型

賃貸型は投資家同士で物件に出資し、事業者に運営を任せるタイプの商品です。

任意組合型と同じく相続税対策になりますが、事業者の倒産には注意が必要です。

 

このように不動産小口化商品はそれぞれ選択するものによって特徴が変わるものの、「不動産投資は高額だし中々踏み切れないな〜」という人にとっては良い商品と言えるのではないでしょうか。

 

不動産投資といってもその方法は多岐にわたるので、それぞれちゃんと調べて好みのものを見つけられるようにしましょう🙆🏼‍♂️