不動産は現物投資?それともREIT?
どうもガブリです。
不動産投資入門 | 山中 龍也 | 金融・ファイナンス | Kindleストア | Amazon
株式投資や暗号資産投資など、自分の貯蓄から始められる投資はスタートしたものの、少しずつ慣れてきたので次は他人資本を活用した不動産投資を検討しようという人は多いかと思います。
しかし不動産投資はきちんと学んでスタートすることができれば採算性の高い資産運用となりますが、中途半端に始めてしまうとよくない結果をもたらすこともあります。
すると選択肢として出てくるのが「REIT(リート)」。
REITとは不動産を証券化したものであり、株式を購入するような感覚で不動産の権利の一部などを所有することができます。
そこで今日は、不動産を現物として所有するのか、REITというかたちで所有するのか、それぞれにどのような特徴があるのかなどについて書いていきたいと思います🖋
まず不動産投資における現物投資とは、居住用のマンションやアパートやオフィスビルなどの物件を購入し、それを運用することで収益を得ることを指します。
対象となる物件は都心から地方まで幅広く、規模も1棟丸ごとなのか区分所有なのかといった違いや、築浅なのか築古なのかといった違いや、構造が鉄筋コンクリートなのか木造なのかといった違いなど多岐にわたります。
不動産投資をスタートする段階において1棟をいきなり購入するというのは色々とハードルが高いですが、まずは区分マンションなど規模の小さいものから感覚を掴み、後に1棟アパートを所有するなどイメージを広げていく人が多いようです。
ちなみに今のマンション投資の市況としては、過去10年ほどで価格推移を見てみると2倍弱ほど価格が高騰している状況であり、今後も都心を中心に東京23区は価格が上がり続けるとも言われています。
不動産投資は購入価格に対してどれだけの家賃が受け取れるのかによって収支が決定するので価格は重要であり、将来的に売却を検討する際にもなるべく価値の上がっていく物件を狙いたいところです。
しかし実際にこれらをハッキリと判断するのはプロでも難しいところで、そのような時にもう一つの選択肢としてREITが出てくるのです。
REITでは多くの投資家からお金を集め、そのお金を元手にオフィスビルや商業施設、マンションなど複数の不動産を購入・運用し、その収益を投資家に分配するというものです。
メリットとしては証券化しているという点で敷居が低く、流動性が高いため売却しやすいであるとか、現物を所有しないため固定資産税などの税金もかかりません。
また、都心の一等地ビルなどは価格が高いために個人所有することは難しいものの、REITだと小口化されていることで投資が可能になったりします。
一方でデメリットとしては、証券化しているがゆえに上場廃止になってしまうと証券としての価値が失われるためリターンがなくなってしまうというリスクがあることや、基本自分が拠出できる資金の範囲でしか運用できないため、大きな力を使って運用することができないなどの観点があります。
つまりどちらにも良し悪しがあるため、どちらも運用している人もいますし、自分の投資性格を考えてどちらかに絞って運用するという手段を検討するのも良いでしょう。
同じ「不動産」という対象でも投資手法はたくさんあるので、色々と調べる中で自分なりの投資方法を見つけてみましょう🙆🏼♂️