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宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

一棟マンションオーナーが考える物件の有効活用。

どうもガブリです。

 

不動産投資入門 | 山中 龍也 | 金融・ファイナンス | Kindleストア | Amazon

 

不動産投資も中上級者となると区分マンションなどではなく、アパートやマンションを丸ごと一棟運用するということがあります。

 

一棟を所有するということは区分で所有するのと違って、いろいろな点について考えなければなりません。

 

例えばエレベーターは何年に一度修繕が必要なのかなど修繕についてや、できる限り多くの部屋の入居率を高めるように共用スペースをどのように構築するかなどの点です。

 

そのうち収益率を高めるためにも入居率を上げるというのは第一に大事なポイントで、スペースを有効活用することはそのためにも大きなウェイトを占めることになります。

 

そこで今日は、マンション一棟を所有する場合に、屋上のスペースを活用することで収益率をUPさせる方法などについて書いていきたいと思います🖋

 

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まずマンションの屋上といえば、ペントハウスがあったり、エレベーターの機械室や倉庫などがあったりと「設備の物置部屋化」となってしまいがちです。

 

また、雨漏りによって建物に被害が出ないように防水工事が施行されていて、屋上の表面は防水層で覆われています。

 

さらに定期的な点検が必要な「アンテナ」や「受水槽」「避雷針」などの設備もあるため、これらのことから基本的には一般居住者の屋上への立ち入りは禁止しているのが普通で、普段は施錠されていることがほとんどでしょう。

 

しかしマンションの屋上は、建物の構造上平らになっていて、広いスペースがあります。

 

そこに目をつけて何か収益を生むための活用方法がないかと考えるというのも不動産オーナーとして大事な観点だとは思いませんでしょうか。

 

では具体的に上級者の不動産オーナーはどのように工夫しているでしょうか。

 

まずは「携帯電話基地局アンテナを設置する」というものです。

 

携帯電話基地局アンテナを設置して毎月賃料を得るという方法があります。

 

現代では通信規格として「5G」が浸透してきており、よりこれらを普及させるためにも各携帯会社は基地局アンテナの設置場所を探しています。

 

その設置場所を設けることで賃料を受け取ることができ、設備や立地などにも左右されますが、毎月数万円程度の収益が見込めるのです。

 

また設置に関する初期投資がいらないのも魅力の一つで、多くが5年〜10年などの契約期間により安定的な収益を期待することができます。

 

次に「太陽光パネルを設置する」というものです。

 

屋上に太陽光パネルを設置することで発電した電気を専門業者に買い取ってもらい、収益とするものです。

 

初期投資費用はかかるものの、採算性が計算できれば投資としてさらに大きなリターンを得ることができます。

 

また、昨今ではSDGsなど環境配慮に関する関心も増えてきているので、そういった意識をアピールできるという点でもメリットとなるかもしれません。

 

次に「入居者の共有スペースにする」というものです。

 

直接的に収益が増すものではないですが、入居者にとって他の物件とのアドバンテージになると空室のリスクを回避することができるというメリットがあります。

 

安全面などに配慮は必要ですが、物件の人気を高めるための策として有効的といえるでしょう。

 

このようにデッドスペースになりやすい場所もうまく活用すると投資効率性を高めることができるため、ちゃんと考えると大きなメリットを生み出すこともできます。

 

是非まだ活用しきれていないという方は挑戦を検討してみるようにしましょう🙆🏼‍♂️