#経済ニュースをガブリ

宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

不動産における返済方法は何を選ぶのが自分らしいか。

どうもガブリです。

 

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不動産を購入する際に「元利均等返済」というものと「元金均等返済」というものがあるという説明を受けたことはないでしょうか。

 

これから不動産を購入予定の方も是非覚えておく必要のある項目ですが、これら返済方法によって毎月の返済額が変わってくるということもあり、自分に合った返済方法はどちらなのかを知っておくことが大事です。

 

そこで今日は、不動産購入時の返済方法について書いていきたいと思います🖋

 

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まずは元利均等返済から。

 

元利均等返済とは、毎月の返済額を一定にして不動産のローンを返していく返済方法のことをいいます。

 

ローンを組んだときの返済額の内訳は【元金+利息】となっており、仮に毎月の返済額が10万円だとして、そのうち元金部分の返済が6万円で、利息部分の返済が4万円だとすると、利息部分が4割もあるので、返済当初は元金が中々減っていかない状態になります。

 

しかしそのままローンの返済を続けていくとローン残高が減っていくので利息額も減少し、それによって同じ毎月10万円の返済であっても、例えば元金部分の返済が9万円で利息部分の返済が1万円といったように元金部分の返済額が大きくなっていくのです。

 

このように、返済回数が増えるほど元金部分の返済額が大きくなる上に、返済開始から完済まで返済額が変わらないのが元利均等返済の特徴です。

 

次に元金均等返済について。

 

元金均等返済とは、返済額に占める元金の額を一定にして不動産のローンを返していく返済方法のことをいいます。

 

そのため毎月の返済額ではなく、毎月の“元金”の返済額を決め返済していくのです。

 

例えば、元金の返済額を毎月5万円にするように設定した場合、返済当初の利息が4万円であれば「元金5万円+利息4万円」で毎月の返済額は9万円になりますが、ローンの返済を続けていくとローン残高が減っていくので利息額も減少し、それによって利息が1万円になれば「元金5万円+1万円」で毎月6万円の返済へと変わっていくのです。

 

このように、返済回数が増えるほど毎月の返済額は減少するものの、返済開始時の返済額が大きくなるのが特徴です。

 

ではそれぞれにどのようなメリットやデメリットがあるでしょうか。

 

まず元利均等返済においては、返済計画が立てやすいというのが最大のメリットです。

 

一方、利息が中々減らないという特徴もあり、利息を加味した総返済額は高くなりやすい傾向にあります。

 

次に元金均等返済においては、元金を一定額ずつ減らすゆえに、早めに利息部分を減らすことができ、利息を加味した総返済額を抑えることができるのがメリットです。

 

一方、返済初期の負担が一番重いため、若くして収入がまだあまりないときに元金均等返済を選択すると生活もままならなくなってしまうというリスクが生じることになります。

 

では多くの方はどちらを選択しているのか。

 

これについては「元利均等返済」を選択している方のほうが多いです。

 

よっぽど手元に余裕資金があるといったケースでない限り、やはり返済計画の立てやすい元利均等返済の方が負担が少なく完済に向かっていけるので安心だというように感じる方が多いようです。

 

総返済額を減らしたいからといって無理に元金均等返済を選択して生活苦になってしまっては元も子もありません。

 

不動産の返済期間は長い付き合いになるものですので、無理せず自分らしい返済方法を選択できるようにしましょう🙆🏼‍♂️