住宅ローンを組む際に悩む「変動金利」と「固定金利」。
どうもガブリです。
マイホーム購入検討の際には立地や価格など悩ましいことがたくさんありますが、ほとんどの方が金融機関からの借入を前提に購入検討していると思います。
実際にマイホームを金融機関からの借入によって購入している人は増加傾向にあり、その理由として低金利時代が長期化していることや住宅ローン減税の恩恵が変わらず受けられていること、さらにマンション価格も上昇傾向にあるため買うなら今!という状況になっているようです。
そんな中、金融機関からの借入時点で悩むのが「変動金利」にすべきか「固定金利」にすべきか。
変動金利は一定期間で金利が良くも悪くも変動する特徴があり、現在の住宅ローンの適用金利の最低水準では金利は0.4%程度となっています。
一方、固定金利に関してはローン期間中は金利が変わることないのが特徴で、現在の適用金利の最低水準では金利は1.2%となっています。
つまり、変動金利の場合は当初の金利は固定金利に比べて低いものの、将来的には高くなってしまう可能性を秘めており、固定金利の場合は当初の金利は変動金利に比べて高いものの、将来的に金利が変わらないという点で有利になるかもしれないのです。
では分かりやすく双方のメリットデメリットについて並べてみましょう。
変動金利型
メリット
①将来的に金利の上昇がなければ住宅ローン総返済額が少ない
②将来的に金利の上昇がなければ返済額に占める元金が大きく、借入残高の減少スピードも早い。そのため将来的に利息支払額も減少していく。
デメリット
①適用金利が変動するので、将来の支払額が決まらない
②金利上昇時に返済額が大きくなる可能性がある
固定金利型
メリット
①適用金利が変動しないので、現在から将来までの支払額が確定している
②金利が上昇しても返済額が変わらない
デメリット
①将来的に金利の上昇がなければ変動金利型と比較して住宅ローン総返済額が大きい
②返済額に占める利息支払いが大きく、借入残高の減少スピードが遅い。そのため将来的に利息支払額も大きくなっていく。
といった感じで相反的にそれぞれの特徴が分かれています。
つまりはどちらの方が優れているということはなく、金利の推移がどうなると考えるかによって選択が変わるのです。
ただ、選択する上で大事なのは「当初金利が低いし将来的にも金利は上がらないと考えて変動金利型にしよう!」と考えた場合に、仮に金利上昇が生じたとしても返済に問題はないであろうかというのは想定しなければなりません。
また、購入する際に不動産業者から「後に変動金利型から固定金利に変更することもできますよ!」とアナウンスされて納得してしまうということもあるかもしれませんが、金利上昇局面になってから変動金利を固定金利に変えるというのはオススメしません。
なぜなら金利上昇局面では変動金利型よりも固定金利型の方が早く適用金利が上昇するため、結果的にお得にならないからです。
このように、意外と変動金利型を選ぶか固定金利型を選ぶかは慎重にならなければなりません。
購入の際には将来的に自分がどのように働いてどのように収入を得て、どのくらいの収入の得るのかなど想像しながら決定するようにしましょう🙆🏼♂️