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宅建士、賃貸不動産経営管理士、FP2級、AFPとして活動するの私ガブリが経済ニュースや日常を綴っていきます🖋

マンション投資で選ぶ、高層か低層か問題。(後編)

どうもガブリです。

 

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昨日は高層マンションの特徴について書いていきましたが、今日はその比較として低層マンションについて書いていきたいと思います🖋

 

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低層マンションについては建築できる場所に特徴があります。

 

建物を建てるときにはその地域ごとに割り当てられている特徴に基づいて建築する必要があり、どこにでもどのような建物が建てられるわけではありません。

 

低層マンションを2〜3階建てと定義した場合、それらが建てられる地域は「第一種・第二種低層住居専用地域」という地域が含まれるのですが、この地域には高層マンションなどの建築は禁止されており、閑静な住宅街であることがほとんどなので、住みやすさによる人気が特徴です。

 

また、高層マンションと比例して低層であることから災害においても避難しやすい傾向にあり、建物の高さもないので地震に対する揺れの耐性も強いです。

 

さらに部屋数がそこまで多くないことで内装などにお金をかけてプレミア感を演出することも可能で、それによって需要を上げていくなどの作戦を立てることもできます。

 

一方、部屋数が少ないことで一世帯あたりからもらえる管理費等が少ないので、共有スペースなどの維持管理に関する費用が嵩むと負担が大きくなる傾向にあります。

 

そのため家賃収入とのバランスが悪いと中長期的に運用が困難になってしまうということもあるため、購入前にそれらをシミュレーションするようにしましょう。

 

また、低層マンションの場合は地上から近いので周囲の環境によっては騒音や通行人などの視線が気になったりといったことが考えられます。

 

特に高層マンションの場合は1階が管理人フロアになっていたりということもありますが、低層マンションの場合は1階から住居が存在するので、セキュリティ面でも不安がる人は多く、それによって需要の違いが出てくるということもあります。

 

できればフェンスやブロック塀などを設置して住む人の安心感を上げられるようにするなど工夫した方が良いでしょう。

 

ではこのように高層マンションと低層マンションとで特徴が変わってくるなか、どのような観点で選択すれば良いのでしょうか。

 

まずは入居者ターゲットを想定することからです。

 

例えば低層マンションの場合はファミリー層やシニア層が多い傾向にあり、高層マンションでは建てられる立地から交通の利便性を優先するビジネスマンなどが多い傾向などにあります。

 

すると低層マンションの場合は小学校や中学校が近くにあったり、公園が近くにあったりするとより需要が得られたり、高層マンションの場合は家事をする余裕のないビジネスパーソンに向けてクリーニング屋があったり、ご飯屋さんが多かったりすることで需要が得られたりということがあります。

 

それらを考えることで空室をなるべく避けることができ、さらに将来的な資産価値も考慮することができれば仮に売却するというときになっても出口戦略がハッキリするのでとにかく多くのシミュレーションを重ねることが投資の成功を左右することは覚えておきたいところです。

 

まずは自分の収入などを前提にどの程度の価格帯の物件が適切なのかを把握して、その上で階層などの細かい点についても勉強していくようにしましょう🙆🏼‍♂️