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不動産アパート経営、スタートのコストを考えると木造が安くていいけど。。(意味深

どうもガブリです。

 

不動産投資入門 | 山中 龍也 | 金融・ファイナンス | Kindleストア | Amazon

 

不動産投資について慣れてきた人の中には区分所有だけでなく、一棟アパート経営などに興味を持つ人もいるでしょう。

 

しかし一棟規模となると価格帯は大きく変わってくるということもあり、色んな面で慎重にならざるを得ません。

 

するとなるべくリスクを負わないという観点で安い物件を探そうと考えることがあると思いますが、その選択肢の中に「木造物件」というのがあります。

 

実際に鉄筋コンクリートや鉄骨造に比べても安い木造建築ですが、投資用マンションとしてはどうなのでしょうか。

 

そこで今日は、木造アパートを運用するにあたってどうなのかということについて書いていきたいと思います🖋

 

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まず結論から言うと、木造アパートの運用は実は上級者向きとも言えるので安易に検討するのはNGかと思います。

 

その理由として、木造アパートはローンが組める年数がその他の構造に比べて短くなりがちという点がまずあります。

 

なぜそのようなことがあるかというと、金融機関から融資を受ける際には物件を担保にするわけですが、つまり担保価値がないものほど融資条件は難しくなるのです。

 

その基準値として「法定耐用年数」というものがあり、

・鉄筋コンクリート47年

・鉄骨造(厚さ4mm超)34年

・鉄骨造(厚さ3mm超4mm以下)27年

・鉄骨造(厚さ3mm以下)19年

・木造22年

 

など決められた年数が割り当てられています。

 

この法定耐用年数を一つの基準として融資期間を決めていて、各金融機関が耐用年数が少ない順に融資期間を縮めている傾向にあります。

 

融資期間が短いと早く完済できるというメリットはあるものの、月々の返済金額は高くなります。

 

それゆえに家賃収入との差額が開きやすいというデメリットがあり、場合によっては家賃収入よりも返済金額の方が高くなってしまうということもあり得るので注意が必要です。

 

また、それだけ融資についても不安定なわけなので、売却しようと思っても買い手が見つかりづらいというのもあるでしょう。

 

上記に書いた通り木造建築は特に融資期間が短くなりがちなので、自分が購入したときはなんとか融資期間を数年得られたとしても売却時には築年数が経って融資が受けられないなんてことになると買い手としては扱いづらい物件と判断して買おうとしないかもしれません。

 

こういった点で木造アパートは運用の感覚がしっかりしていたり、売買の感覚がしっかりしていないと扱いが難しいとも言えるのです。

 

とはいえ鉄骨や鉄筋コンクリートなどの構造を使用したいと考えても高額だということもあるので、自分が目指す目的に合わせてどのような構造の建築を望むべきなのかじっくり検討するようにしましょう🙆🏼‍♂️